2014 Fiscal Year Annual Research Report
運動障害者に対する低周波による非随意的筋収縮を用いた生活習慣病の予防に関する研究
Project/Area Number |
24650338
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
佐浦 隆一 大阪医科大学, 医学部, 教授 (10252769)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仲野 春樹 大阪医科大学, 医学部, 助教 (10444027)
田中 一成 大阪医科大学, 医学部, 講師 (90340554) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | リハビリテーション / 運動療法 / 物理療法 / サイトカイン / 生活習慣病 |
Outline of Annual Research Achievements |
重篤な運動困難者に対する電気刺激を用いた非随意的筋収縮が随意的筋収縮と同等の効果があるかどうかを明らかにするために、パルス幅変調方式低周波刺激による非随意的筋収縮が、生活習慣病予防の面から重篤な運動困難者に対する運動療法の代替法となり得る可動化を検討するために研究を計画し実施した。 一般的な運動あるいは温熱刺激による筋組織由来のサイトカインの血中濃度が変化するかどうかを文献的、あるいはプレリミナリーな試験を用いて検討した。 また、運動訓練あるいは低周波刺激(非随意的筋収縮)による筋組織由来のサイトカインの血中濃度の変化について文献的検討とプレリミナリーな試験を用いて検討した。 心・呼吸器系、代謝系、運動器系などに障害のない被験者の安静状態での筋組織由来のサイトカインの血中濃度は検出限界以下であった。また、自転車エルゴメーターを用いて予測最大心拍数の60-80%の強度で運動負荷を与え、運動開始前、運動開始後5分、15分、30分に筋組織由来のサイトカインの血中濃度を測定したが、同じく検出限界以下であり、有意な変化は得られなかった。 さらに、心・呼吸器系、代謝系、運動器系などに障害のない被験者に低周波刺激(非随意的筋収縮)を実施しても、刺激開始前、刺激開始後5分、15分、30分に筋組織由来のサイトカインの血中濃度を測定したが、同じく検出限界以下であり、有意な変化は得られなかった。 以上、被検者の筋組織由来のサイトカインの血中濃度に有意な変化をあたえる条件を研究期間内に見いだすことはできなかった。
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