2012 Fiscal Year Research-status Report
サスティナブルヘルスプロモーションとして伝統的民謡が持つ力の科学的根拠の解明
Project/Area Number |
24650421
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
澤 聡美 富山大学, 人間発達科学部, 講師 (80369488)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋爪 和夫 富山大学, 人間発達科学部, 教授 (80189472)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ヘルスプロモーション |
Research Abstract |
本研究は、伝承遊びや伝統的な民謡の実践が行う人と観る人の双方に健康観を育み、心身の健康度を維持・向上させる効果があることを生理学的・心理学的に検証し、人々の心身の健康に価値のある持続可能な動きであることを検証することを目的としている。 平成24年度は、計画に基づき、文献収集と実験を行った。1.伝承遊びや民謡及び心地よい運動に関する文献を収集した。2.富山県の民謡(おわら、こきりこ)の体験会を開き、演奏及び指導者10名と体験者40名に対し、民謡を行う前後での気分の変容をPOMSを用いて調査した。 その結果、富山県民謡の体験後には、気分の変容が確認された。緊張・抑うつ・怒り・疲労・混乱というネガティブな気分が解消し、ポジティブな気分である活気が向上した。また、体験者の半数以上が初めての体験だったにもかかわらず、90%の参加者がこの体験会を楽しかったと肯定的に受け止めていた。現在、この結果を沖縄民謡と比較し、考察を進めている。平成25年度の国際学会でその結果を発表する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
現地調査や体験会の開催が予定通りに進まなかったために遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年度に研究協力者を確定できたため、平成25年度からは調査・研究が進む予定である。 平成25年度は、民謡の発祥地(現地)における調査を進める。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
1.民謡の現地における調査及び研究補助 2.気分の調査用紙購入 3.生理学的調査器具購入 4.学会発表及び資料収集
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