• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2014 Fiscal Year Research-status Report

サスティナブルヘルスプロモーションとして伝統的民謡が持つ力の科学的根拠の解明

Research Project

Project/Area Number 24650421
Research InstitutionUniversity of Toyama

Principal Investigator

澤 聡美  富山大学, 人間発達科学部, 講師 (80369488)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 橋爪 和夫  富山大学, 人間発達科学部, 教授 (80189472)
バハウ サイモンピーター  富山大学, 国際交流センター, 教授 (30714357)
Project Period (FY) 2012-04-01 – 2016-03-31
Keywords富山県民謡 / 気分(POMS) / 身体表現
Outline of Annual Research Achievements

富山県民謡(おわら、こきりこ)の体験が人の気分にどのような効果を与えているかについて平成23年から26年分の調査結果を年度毎に分析し発表した。これまでの分析からは、本研究で対象とした富山県民謡のテンポは心拍数に近く、このテンポはネガティブな気分を解消する効果があることが明らかになった。平成26年度は音楽のテンポに着目し、2歳児を対象とした身体表現において、テンポが変化する曲と動きを設定し、どのような環境構成が整うと子どもたちの動きが活発になるのかを調査した。その結果、「動」「静」「動」の構成で、「静」から「動」に切り替わるところに動きを誘発するきっかけがあることがわかった。テンポの変化が子どもの動きを促していると考える。このほかに2歳児でも理解できる「オノマトペ」がある歌詞のところに最も反応し、子どもの動きに共感し、認め、一緒に動いてくれる保育者が近くにいる時に、子どもの動きが継続していることがわかった。さらに伝統的民謡や音楽と運動のテンポの調査結果から、サスティナブルヘルスプロモーションとしてテンポの変化を生活や運動に活かすことは人の気分を活性化しするのではないかという仮説を立て、そのような仕組みを教育の中に取り入れている事例はないかを調査した。平成26年度は世界に先駆けてアクティブラーニングの考えを学校教育に取り入れているオランダの教育のピラミッドメソッド、イエナプランを調査した。特にイエナプランの教育では、静かに集中して考える、身体を動かす、創造的なことをするという活動を人間の生活リズムに合わせて自然な流れで刺激するようなカリキュラムが組まれていることがわかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

平成26年度は伝統的民謡の調査をもとに得られた気分に影響するテンポ(リズム)をサスティナブルヘルスプロモーションとして教育に活かせる点はないかを探ったため、調査と論文作成に予想以上に時間がかかってしまったため。

Strategy for Future Research Activity

本年度はこれまでの調査の結果をまとめ、論文作成及び報告書の作成を行いたい。
①富山の環境と運動のリズムの効果を気分とテンポ(リズム)に着目して論文を作成し投稿する。
②2歳児を対象とした「わーお」の表現運動について、論文を発表し、投稿する。
③テンポ(リズム)をサスティナブルヘルスプロモーションとして教育に活かせる点についてアクティブラーニングを取り入れている現場の調査とその効果をまとめる。

Causes of Carryover

サスティナブルヘルスプロモーションとして教育に活かせる点について、現場の調査が遅れたため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

調査費および調査研究発表(学会発表および論文作成)に使用する。

  • Research Products

    (1 results)

All 2015

All Book (1 results)

  • [Book] ラベルワークで進める参画型教育 学びの発想を活かすアクティブ・ラーニングの理論・方法・実践2015

    • Author(s)
      林善樹 編
    • Total Pages
      264
    • Publisher
      ナカニシア出版

URL: 

Published: 2016-06-03  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi