2014 Fiscal Year Annual Research Report
身体骨格の歪みの矯正が運動機能と精神的健康度に及ぼす効果
Project/Area Number |
24650451
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
鈴木 秀次 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (40137964)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 磯谷式力学療法 / 腰椎前湾角 / 胸椎後湾角 / 立位姿勢 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、昨年度行った礒谷式力学療法の効果の検証作業で得られた結果を国際学会及び国際学術誌に投稿する事に従事した。昨年度の報告書に記載したように、本研究は短期間 (1回) の礒谷式力学療法によって若年者の腰椎前彎角を21.2°± 6.9から25.1°± 5.9) に増加した(p < 0.05)ことを示し、この腰椎前彎角の増加が、立位時に於ける膝伸筋及び背筋の過緊張を取り除き、疲労しにくくなると結論した。この結果は、The XX Congress of the International Society of Electrophysiology and Kinesiology (Rome, Italy, 2014年7月15‐18日) にて発表した。更に、本検証作業で得られた結果を国際学術誌に投稿する為に、比較対象群のデータ測定を2014年5月から6月に掛けて行った。本研究では、礒谷式力学療法を手動によるストレッチトレーニングとして捉えた上で、9名の若年者に比較対象群として2種類のストレッチトレーニング(Borman et. al, 2011年)を行ってもらい、比較検討した。結果、比較対象群ではストレッチトレーニング前後に胸椎後彎角及び腰椎前彎角に有意な変化は見られなかった。 以上の発見(礒谷式力学療法の効果)は、題目:A Japanese Stretching Intervention Can Modify Lumbar Lordosis Curvature、著者:Kadono N, Tsuchiya K, Uematsu A, Kamoshita H, Kiryu K, Hortobágyi T, Suzuki Sとして、Journal of Spinal Disorders and Techniquesに投稿、2015年1月に受理され、掲載が決まった。
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Research Products
(3 results)