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2012 Fiscal Year Research-status Report

若年期女性を対象とした朝食習慣改善のための体験型栄養教育プログラムの開発と評価

Research Project

Project/Area Number 24650502
Research InstitutionJumonji University

Principal Investigator

井上 久美子  十文字学園女子大学, 人間生活学部, 准教授 (90224360)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 木村 靖子  十文字学園女子大学, 人間生活学部, 講師 (60248995)
Project Period (FY) 2012-04-01 – 2014-03-31
Keywords朝食欠食習慣 / 朝食偏食傾向 / 女子大学生 / 体験型栄養教育プログラム
Research Abstract

本研究は、平成24年度前期に朝食映像調査により、朝食欠食あるいは菓子パンなどの単独摂取傾向者を抽出するためのスクリーニングを行い、同年度後期に栄養教育プログラムの実施を予定していた。
しかしながら本研究者は、平成23年度よりパイロットスタディとして実施してきた異なる内容の2つの栄養教育プログラムによって、対象者のニーズに適合した効果的な内容の運営と詳細な検討結果を得てから、本研究を開始することとした。そのため、平成24年度前期中途まで時間を要したが、2つの栄養教育プログラムから ①朝食問題について、問題意識の低い対象者を抽出することに最も工夫を要すること ②対象者の抽出から栄養教育の実施までの時間は、できるだけ短くして参加意欲を下げない工夫を要すること ③早朝から自主的に取り組む内容の朝食介入プログラムは、対象者の生活リズムを考慮し、後期(秋~冬)より前期(春~夏)に実施することが負担が少なく、かつ効率的であること を明らかにした。そのため、平成25年度前期期間に、スクリーニング・アセスメント・栄養教育プログラムの実施・初期評価までを終えるべく研究計画を再構成した。
まず、本研究専用のPCやHDの購入とセットアップ、個人情報守秘下での朝食映像画像メールの処理システムや分析方法の確立、質問紙や体温計などの調査、栄養士の手配、直接介入となる朝食メニューのシミュレーション、あらたな研究計画に沿った運営の調整・倫理審査委員会の承認などを済ませ、朝食平成25年度4月より開始する対象者募集に必要な掲示媒体、ppt媒体などを準備し、実施可能な状態にしている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

①研究の流れの見直しのため
1)本研究で実施する栄養教育プログラムで実施される内容が、対象者のニーズを満たす効果的なものであるために、パイロットスタディとして平成23年度より実施してきた異なる内容の2つの栄養教育の運営と詳細な検討が、平成24年度前期期間途中まで時間を要したこと。その結果、対象者の抽出から栄養教育の実施までの時間を短縮して実施すべきであることが明確になったため。 2)本研究は早朝から対象者本人が自主的な意思で朝食問題の改善に取り組む内容であり、生活リズムから考えると、その教育効果を高めるためには後期(秋~冬)より前期(春~夏)に実施することが負担が少なく、かつ望ましいと考えられ、平成25年度前期期間を待つ必要があったため。
②研究に伴う手続きのため
1)大学内での栄養教育プログラムの実施・運営であるため、対象者の所属する非栄養関連学科の授業運営などとの間で調整を要したため。 2)上記①の内容を反映し、かつ、未成年である対象者の保護者からの同意書などにも配慮した倫理審査委員会への申請手続きと承認に時間を要したため。
以上の理由から【研究の目的の達成度は遅れている】が、平成24年度後期中に調整・準備・倫理審査委員会の承認、ならびにシステム(朝食映像画像メールの処理システムや分析方法の確立、栄養士の手配など)構築を済ませ、平成25年度4月より実施可能な状況にしている。

Strategy for Future Research Activity

平成25年度前期に、アセスメントからプログラムの実施、効果に関する初期の継続評価までが集中するが、個人情報の守秘義務を大原則にして、個人へ還元する部分とID化したデータとして解析する部分を明確に分けて実施していくことが重要となる。また、実施時期が遅れたことから、最終的な統計解析、まとめ、報告のための時間的余裕が短いことを念頭に、その都度整理し、まとめを作成する。
①平成25年度4月より対象者の募集活動を実施し、4月中旬より随時、朝食映像記録調査を開始する。栄養士による画像分析結果を受け、5月中旬には栄養教育対象者の抽出を行う。抽出者に対し栄養教育プログラムの主旨説明を行い、参加希望者から同意書を得た後にベースラインとなる身体的ならびに精神的アセスメント(体温、POMS短縮版で測定する気分状態、100マス計算行いシートで測定する作業効率、生活習慣)を実施する。介入群と対照群を設定し、介入群より介入を開始する。プログラムは1週間ずつの朝食提供による直接介入[介入I;朝食欠食や菓子パンなどの偏食傾向に加えてほしい一工夫][介入II;もっとも早くて簡単な組み合わせパターン]を体験し、心身に生じる変化を体験する。その後の講座は講義型は最低限とし、実体験について討論する参加型で行う。
②栄養教育の対象とならなかった者への、メッセージ媒体の作成と送付を栄養士が実施する。
③介入の効果評価、継続評価、ならびに、クロスオーバーデザインとして対照者への栄養教育プログラムを実施する。
④解析し、まとめと報告を行う。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

①平成25年度4月より対象者の募集活動を実施し、4月中旬より随時、朝食映像記録調査を開始する。5月中旬より、栄養教育対象者の抽出とプログラムの実施、ならびに、映像送付したが栄養教育非対象者へ返却するメッセージ媒体の作成と送付を行う。【平成24年度の謝金で予算立てしていた、栄養士による“映像読取作業”ならびに“朝食提供と教育補佐とメッセージの返却作業”は、平成25年度前期に執行される予定である。】
②栄養教育の効果をアセスメントし評価するために必要な体温計などの消耗品と、平成24年度後期に研究分担者とともにシュミレーションしてきた直接介入となる朝食についての試作、提供に必要な食材などの消耗品、栄養教育プログラムを実施するために必要なOA関連品や文房具などの消耗品を用いて、平成25年度4月より実施する。【平成24年度消耗品費で未購入分は、平成25年度前期に執行される予定である】
③介入の効果評価、継続評価、ならびに、クロスオーバーデザインとしての対照者に対する栄養教育プログラム実施に伴う、栄養士による“映像読取作業”ならびに“朝食提供と教育補佐作業”、ならびに必要なOA関連品や文房具などの消耗品は、平成25年度に予算立てした謝金ならびに消耗品費を用いる。
④解析やまとめ、報告に要する消耗品は、平成25年度に予算立てした消耗品費を用いる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2012

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 青年期女性の食行動の改善を導くための2つの栄養教育の比較検討2012

    • Author(s)
      大槻千絵、大貫智子、齋藤希鈴、瀬貫有佳、中井あゆみ、平井友海、武藤淑恵、井上久美子
    • Organizer
      第59回日本栄養改善学会学術総会
    • Place of Presentation
      名古屋国際会議場
    • Year and Date
      20120912-20120914

URL: 

Published: 2014-07-24  

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