2014 Fiscal Year Research-status Report
専門教育初年次での医療系学生の生活習慣・メンタルヘルスと学業成績に係る疫学研究
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24650537
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
大津 忠弘 昭和大学, 医学部, 准教授 (10325087)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 医療系学生 / 専門教育 / 生活習慣 / メンタルヘルス / 学業成績 / 質問紙調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
1、全国調査データを用いた医学生のメンタルヘルスに関する論文の掲載、昼間の過度の眠気に関する論文の執筆 本研究課題を申請する端緒となり研究遂行上密接に関連する、平成18年度に実施された全国調査のデータを用いた医学生のメンタルヘルスに関する論文がActa Medica Okayamaに掲載された(受理:平成26年8月20日)。また、同データの追加解析から昼間の過度の眠気に関する論文の執筆を進めた(未投稿)。 2、質問紙調査の実施 本学の医学部・歯学部・薬学部に在籍している第2学年の学生を対象とする質問紙調査(1回目を平成27年3月上旬に、2回目を平成28年1月中旬に想定)の実施に当たり当初は各学部の倫理委員会から承認を得た後、学部長会へ諮問し最終的な了承を得るといった手続きを踏む予定であった。しかしながら事務方より学部長会での議案としては不適等の指摘を受けたことから、各学部の倫理委員会からの承認で調査を実施するという趣旨の研究内容変更願を提出した。医学部と歯学部の倫理委員会では変更が承認されたものの(前者が平成27年1月8日付け、後者が同年2月19日付け)、薬学部の倫理委員会からは承認を得られず、後述する研究代表者の病気休職(11.現在までの達成度(理由)を参照のこと)と相まって、1回目の質問紙調査を行うことができなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究代表者の病気休職(平成26年3月31日~7月31日、10月8日~11月30日、12月5日~平成27年1月14日、2月23日~3月16日、3月23日~4月26日)により、論文執筆や調査実施の手続きを思うように進めることができなかった。 また、薬学部の倫理委員会への再審査の申立ては未だ行っていない。 なお、科学研究費助成事業補助事業期間延長の申請を行い、「補助事業期間の延長を承認する」との通知を受けたところ。
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Strategy for Future Research Activity |
1、医学生の昼間の過度の眠気に関する論文の投稿・受理 9.研究実績の概要の1に示した医学生の昼間の過度の眠気に関する論文原稿を仕上げ、医学教育関連の英文誌に投稿し、平成27年度内に受理されることを目指す。 2、質問紙調査の実施 調査票の内容の妥当性等を検証し、本研究をさらに継続していく基礎資料を得るため、医学部第2学年(平成28年度)の学生を対象とし1回目の質問紙調査票を用いたパイロット調査を平成28年3月上旬に実施することを検討中である。
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Causes of Carryover |
11.現在までの達成度(理由)に記述した通り研究代表者の病気休職のため、本研究が全体的に遅延し、想定通りに研究費を使用できなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
論文執筆・投稿に係るものとして英訳及び英文校正費用・掲載料及び別刷代に研究費を使用する予定である。 質問紙調査票の印刷・配布と回収に係るものとしてA4用紙・封筒やその他の文具等に研究費を充てる予定である。 なお、医学・医療教育について幅広い知識を得て本研究の成果発表に活かすため、必要に応じて関連する書籍や資料等の費用として活用する心積もりもある。
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Research Products
(2 results)