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2013 Fiscal Year Annual Research Report

簡易型3D立体視による双方向遠隔対話環境の構築と教育的活用場面の検討

Research Project

Project/Area Number 24650561
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

藤木 卓  長崎大学, 教育学部, 教授 (00218992)

Keywords遠隔教育 / 3D立体視 / 遠隔対話環境 / 教育的活用
Research Abstract

3D立体視のネットワーク伝送は,業務用の放送関連機器等を必要とするため高価である。そこで,USBカメラでの左右2台のPC映像による立体視映像の伝送法に着目をした。本研究では,USBカメラとPCで手軽に実現可能なテレビ会議ツールを用いる場合での,1)立体視遠隔対話環境の構築と,2)その品質の評価,そして3)その環境による教育的活用場面の検討の3点を目的に,研究を行った。
平成24年度は,画像センサー30万,120万,300万画素の普及価格帯のUSBカメラ3種類を用意し,映像生成及び伝送にはSkypeを用いて,対話環境(一方向)の構築(目的1)を行った。その結果,どのUSBカメラでも立体視が可能であることが分かったが,画像センサーの画素数が低下するほどそれぞれの映像の品質及び立体視の品質が低下することが分かった。その上,同一型番のカメラであっても画角やズーム等の初期値にばらつきがあり,カメラ自身の個体差も考慮する必要があることが明らかになった。
平成25年度は,室内でのローカルなネット環境での伝送実験による,目視での品質の評価(目的2)と,教育的活用場面の検討(目的3)を行った。その結果,画像センサー300万画素のカメラで平均5Mbps程度のビットレート,100万画素のカメラで平均1Mbps程度のビットレートが発生することが分かった。また,無負荷状態を想定したローカルなネットワーク環境では,伝送中の立体視が可能であることを確認するとともに,伝送映像の品質は,予測通りカメラの画素数やレンズの精度等に影響されることが分かった。また,教育的活用場面の検討では,実技を伴う2場面と,講義2場面の,計4場面を設定したが,ネットワークの伝送帯域が十分なローカルなネット環境では,場面の違いによる立体視の品質差は見られないことが分かった。

  • Research Products

    (2 results)

All 2013

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 児童生徒の被爆遺構巡りによる現在と過去をつなぐ視点獲得を支援するVRを用いた学習環境の開発と評価2013

    • Author(s)
      藤木卓,川上博之,寺嶋浩介,小清水貴子
    • Journal Title

      日本教育工学会論文誌

      Volume: 37 Pages: 121-124

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 被爆者証言とVRを組み合わせた平和学習の試行と評価2013

    • Author(s)
      藤木卓,中塩屋美羽,寺嶋浩介,小清水貴子
    • Organizer
      日本教育工学会第29回全国大会
    • Place of Presentation
      秋田大学(秋田県秋田市)
    • Year and Date
      20130921-20130923

URL: 

Published: 2015-05-28  

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