2013 Fiscal Year Research-status Report
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24651182
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Research Institution | National Institute of Technology, Toyama College |
Principal Investigator |
水本 巖 富山高等専門学校, 電子情報工学科, 教授 (40239257)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小熊 博 富山高等専門学校, 電子情報工学科, 准教授 (40621909)
古山 彰一 富山高等専門学校, 電子情報工学科, 准教授 (90321421)
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Keywords | パケット伝送 / 近距離データー通信網 / 天気 / センサ |
Research Abstract |
前年度(24年度)に試作開発した、1.0μmおよび1.4μmの2種類の近赤外域発光ダイオードを光源に用い、2波長における光の水分吸光度の違いを利用した吸収分光計測による雪・霙・雨 天候判別インテリジェンスセンサーと中距離パケットデータ転送システムと組み合わせた。 Xbeeを用いた200m~400m間の近距離データ通信網と、商用電源を用いない太陽光パネルもしくは水車発電等の独立電源を利用した数km程度の伝送が可能な中距離パケット伝送システムを開発し、両者の接続実験を行った。 その結果、商用電源が確保できてインターネット端末が使える施設環境までのデーター転送に成功した。この開発により、インターネットを利用して中距離データ転送システムにアクセスが可能になったので、計測ポイントからの距離に関係なく、観測データにリモートアクセス取得することが可能になった。 センサを接続する端末は、センサデータを電圧にさえ変換してあれば、測定対象は幅広い分野で観測可能である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
近距離データー通信網、中距離パケットデーター転送にのシステム開発には、概ね成功しており、実際のデーター転送も可能になった。確実性、安全性、データーの保全性には課題が残っているが、開発の8割は成功しているので概ね順調に進展していると自己評価した。
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Strategy for Future Research Activity |
開発した機器の応用として、富山湾特有の「寄り回り波」の観測および防災警報システムの構築に発展させる予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
実地試験観測の準備が気候・天候に左右され準備が遅れたため。 そのため機材設置が出来なかった。またその成果を発表する学会にも参加出来なかったため。 中距離インテリジェンスデーター通信網を利用して、寄り回り波の観測・警告システムの構築、その他環境計測のための実地観測を行う。
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