2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24651192
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
宮地 泰造 東海大学, 情報教育センター, 教授 (60384921)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 複数音情報同時並行提供 / パラメトリックスピーカ / 近距離音空間球 / デジタルサイネージ / 感動・雰囲気情報 / 感性情報短時間提供 / 心地よさの情報提供 / 静かな環境維持 |
Outline of Annual Research Achievements |
産業・観光の活性化に有用なデジタルサイネージ(DS)では、視覚情報で多様な内容を表示するが、視覚情報だけでは短時間で臨場感や深い意味を伝達できない。そこで、DSの情報発信能力増強のために、シーン音や分かり易い語り掛けを大音量小音空間球の中に、プライバシー保護しつつ飛ばせる「プライバシー保護多重情報音球システム(PA-Cube)」を提案して、研究開発を進めてきた。超音波スピーカ(パラメトリック・スピーカ:PS)を利用することで、周囲に騒音を発生しない複数の高指向性超音波ビームを、同一空間に同時並行に飛ばすことを可能にして、利用者は複数情報を同時並行に聞き取り、短時間で自分の嗜好に合う深い意味・雰囲気・感動を、首祖少し動かせて選択して、理解することができた。高指向性超音波ビームは、80メートル以上先まで飛ぶが、3種類の可聴音の到達距離(たとえば、遠く(約50m)、中距離(約20m)、近く(数m以内))を実現することにより、2つの音空間球を分離隣接するプライバシー保護技術、2つの音空間球や超音波ビームの重複部での同時聞取り空間の生成技術を研究開発できた。音メディアにより、祭、迫力のある動き、ゆったりとした時間の流れ、人の優しさなどを、短時間で感動・共感とともに、複数個伝えることができた。 主要部分を試作して、既存設備と組み合わせてプロトタイプシステムを試作して、技術の有用性を確認できた。PSの構造と超音波発生素子の位相を総合的に調整することにより、一般的な構造のPSよりも、約6dB増強でき、到達距離を数m程度に身近いPSも試作できた。
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Remarks |
緊急時に緊急をセンシングして、利用者に危険を知らせて、避難誘導するシステム。危険の警報と誘導には、テキスト、音情報、地図情報、SNSを活用する。
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