2014 Fiscal Year Annual Research Report
ロシア語文化圏の東西周縁の文学における戦争の語りの比較研究
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24652066
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
越野 剛 北海道大学, スラブ・ユーラシア研究センター, 准教授 (90513242)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 戦争の記憶 / ロシア / ベラルーシ / 極東 / 地域間比較 / 地方文学 |
Outline of Annual Research Achievements |
●2014年8月末から9月にかけて、ロシア極東と中国東北地方を中国研究者と合同で調査した。ウラジオストック、ブラゴベシシェンスク、黒河、ハルビンの地方文学と中露交流史について豊富な知見を得ることができた。 ●2014年9月28日に立教大学で東欧文学についてのシンポジウムを開催し、本科研の課題のひとつであるベラルーシのユダヤ詩人ヒルシュ・レレスについて報告した。また著名なベラルーシの社会学者エレーナ・ガポヴァ氏を招へいしてベラルーシの戦争作家スヴェトラーナ・アレクシエヴィチについて報告を行い、9月26日には筑波大学東京キャンパスで現代ベラルーシの言語と文化について一般市民向けの講演も実施した。 ●2014年12月6日に北海道大学で、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターとソウル大学ロシア東欧ユーラシア研究所の共催でシンポジウムを行い、ヒルシュ・レレスについて報告を行った。ソウル大学の研究者との間でゴーゴリのウクライナ的アイデンティティの問題も交えて活発な議論を行った。 ●2015年3月4日~8日まで台湾で現地調査を行い、また台湾文学研究者の唐顥芸氏から228事件の記憶についてのレクチャーを実施してもらった。
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