2014 Fiscal Year Annual Research Report
日本における職場談話研究の体系的発展に向けて:社会言語学的談話研究とコーパス構築
Project/Area Number |
24652088
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
村田 和代 龍谷大学, その他部局等, 教授 (50340500)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
BARKE A.J. 関西大学, 外国語学部, 教授 (90615741)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 言語データ分析 / 国内研究者交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の研究目的は次の3点である。 (1) 単独の職場談話の研究から複数の職場談話の研究へ、単独の言語ストラテジーの分析から多様な言語ストラテジーの分析へ、と研究を拡大し、分析結果を「ある職場A」の言語的特徴としてではなく日本の職場の言語的特徴として可視化する。(2)収集した言語データは、職場談話の言語コーパス構築につなげることができるようにデータ構築の基盤を整え、コーパス構築を開始する。(3) 国内の職場談話研究のさらなる発展のために、職場談話研究者のネットワーク作りができるようなラウンド・テーブルを開催し、それぞれの研究についての情報交換を行うと共に、日本における職場談話研究の可能性についても議論する。
上記目的を達成するために、本研究(期間:3年間)3年目である2014年度は、つぎのような研究活動を行った。(1)2012,2013年度に収録し、整理した言語データの文字転記作業を行った(委託)。(2)転記した文字データと収録データから各自が、分析を行った。(3)2014年12月に国内で職場談話研究を行っている研究者を招いて、本研究メンバーとともに職場談話研究に関するラウンド・テーブル(公開)を開催した。(4)データ分析結果のアウトプットとして国際学会に応募した(採択済み)。(5)本研究プロジェクトで文字転記が完成できなかった言語データの文字転記・分析については、来年度以降も科研(2015~2017年度)で継続して行う。
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Research Products
(5 results)