2013 Fiscal Year Annual Research Report
視線解析と光イメージング脳機能測定を併用した英文読解の個人差特定に関する研究
Project/Area Number |
24652124
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Research Institution | Akita Prefectural University |
Principal Investigator |
岡崎 弘信 秋田県立大学, 総合科学教育研究センター, 准教授 (80405084)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内山 応信 秋田県立大学, 総合科学教育研究センター, 准教授 (30464556)
木戸 和彦 環太平洋大学, 次世代教育学部, 准教授 (80599184)
新田 晴彦 専修大学, 商学部, 兼任講師 (80424323)
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Keywords | e-ラーニング / リーディング |
Research Abstract |
1.本研究の目的の一つは、「英文を読む」という課題を認知科学の面から分析しその英語力の個人差がどこに起因するのかを探ることである。そのためにまず、我々が開発し、試用してきたリーディングプログラムに蓄積されているTOEIC練習テストの結果をもとに実験用課題を作成。日本人英語学習者の膨大なリーディング活動のデータ、TOEIC練習テストの解答データをもとに、語彙レベルの異なる問題の中から学習者のレベルにより正答率が分散されているもの、正答率が偏っているものを抽出し、課題を作成した。 2.外国語としての英文リーディングにおける習熟度別の脳波特性を明らかにできないか、1で作成した課題を用いて、パイロット的にリーディング時における脳波[α波+θ波]積分値の推移を観察する実験を行った。その結果、課題の難易度により、英語上級者の課題遂行時の脳波と上級者以外の課題遂行時の脳波では異なる反応を示し、課題難易度に対する習熟度の差が観察された(脳波[α波+θ波] 積分値は、ベースとなる値(安静状態の平均値)に個人差があるため平均値どうしでの比較が難しい。そこで、分散を比較することで、脳波の変動に差があるかどうかの検証を行った)。 3.英字幕をリーディング教材として利用することの意味を、視線解析を用いながら字幕と音声の組み合わせから探った。その結果、英語音声に対して日本語字幕よりも英語字幕のほうが停留時間が長い、「英語音声+英字幕」のほうが「日本語音声+英語幕」よりも字幕に対する視線停留時間が長い、などが観察された。 4.実験用の問題をリーディング専用のブラウザPREMA向けに作成・搭載し、視線追尾と光脳機能イメージング測定装置の併用によるリーディング課題の観察を行った。結果に関しては継続して分析中である。
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Research Products
(2 results)