2013 Fiscal Year Annual Research Report
ワープロとクラウド・ソーシャルメディアとを連携させた語学教材開発支援システム
Project/Area Number |
24652128
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Research Institution | Prefectural University of Kumamoto |
Principal Investigator |
松野 了二 熊本県立大学, 総合管理学部, 教授 (60044351)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松尾 かな子 熊本高等専門学校, その他部局等, 准教授 (30413876)
堤 豊 熊本学園大学, 商学部, 教授 (80227446)
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Keywords | 外国語教育 / EFL/ESL / テキストの難易度解析 / ソーシャルメディア / クラウド / フェースブック |
Research Abstract |
本研究の目的は,教員同士がフェースブックなどのSNSを用いて,コミュニケーションをとりながら語学教材を協働的に開発できるシステムを提供することである。SNSを利用して意見交換を行っているグループは多数存在するが,本システムの特色は語学教材作成機能(インターネットからの教材テキスト収集,テキストの難易度解析,コロケーションリスト表示,他),SNSとの連携による協働作業等をすべて教員が普段利用しているワープロ(MS Word)のメニューから利用可能としたところにある。ワープロのメニューとして利用できることにより,複数のアプリケーションソフトウェアを連動して利用する場合に生じるデータ交換などの煩雑さが大幅に軽減される。 本研究は上記の目的を達成すべく2年計画で行った。初年度の成果については平成24年度研究実施状況報告書を参照していただきたい。 最終年度である平成25年度は,語学教材作成支援機能の向上,ソーシャルメディアの実用システムの開発,クラウドサービス利用の実用システムの開発を行った。具体的に述べると,SNSにはフェースブックを採用し,各ワーキンググループへのメンバー登録や投稿をMS Wordのメニューから行えるようにした。これにより, SNSで犯しがちな誤ったグループへの投稿を減少可能である。また,初期状態ではクラウド連携機能の備わっていないWindows7などのOSでもクラウドストレージをMS Wordのメニューから利用可能とした。これらの機能を付加したことにより,目的で述べたインターネットからの教材の収集,テキスト教材の難易度解析をはじめとする教材作成支援機能,意見交換機能,クラウド利用機能が普段利用しているMS Wordに組み込まれ,メニューとして利用可能となった。 今後は,メニュー用アイコンなどユーザインタフェース部を改良後,インターネット上で公開予定である。
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