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2014 Fiscal Year Research-status Report

現代経済学を射程に入れた経済学史の可能性

Research Project

Project/Area Number 24653055
Research InstitutionAoyama Gakuin University

Principal Investigator

藤井 賢治  青山学院大学, 国際マネジメント研究科, 教授 (20189989)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2016-03-31
Keywords組織 / 外部性 / 標準化 / 知識資産 / 経済騎士道 / 評判メカニズム / 情報の経済学
Outline of Annual Research Achievements

初年度に行った学会発表、そして二年目に行った研究会発表を踏まえたうえで、学会誌に論文を投稿した。当論文(論文タイトル『マーシャルにおける組織』)は研究の前段をまとめるものであり、幸いに採択され、掲載に到った。
投稿論文完成のめどが立った二年目の終わり頃から、経済学史研究の刷新の必要性を感じている研究者に呼びかけ、研究会を開催する準備を始めた。実際には、研究期間三年目に二度研究会を開催することができた。経済学史研究の現状に対する各人の認識を確認しあう場として、本研究会は貴重な機会を提供できたと考えている。しかし、同時に、問題点の所在に関しては事前に想定していた以上に大きな隔たりがあること、それ故に、経済学史と現代経済学の接点をどこに見いだしうるかに関しては、より踏み込んだ意見交換が必要であることが確認できた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

申請当初の目論見としては、初年度から二年目のところでマーシャル研究を現代経済学における組織論の発展と関連付け、その後より広い観点から「マーシャル的研究計画」の基本的な骨格に迫るところまで研究を進める予定であった。しかしながら、投稿論文は二度にわたる大幅な改定を要求され、思いのほか時間が経過してしまい、当初の目論見の後段に進むことが大幅に遅れてしまった。

Strategy for Future Research Activity

延長申請を承認いただき、もう一年の猶予が与えられたので、最終年においては当初目標の中で未達にとどまっている後段の研究に専念する予定である。基本的な構想としては、1970年代以降の情報の経済学の知見と、マーシャル経済学の諸特徴とに大きな重なりがあること示し、マーシャル的研究計画の再構築の第一歩としたい。

Causes of Carryover

研究の前段階のまとめと位置づけていた投稿論文の改訂要求が思いの外厳しく、書き直しに想定以上の時間を要した。
そのため、研究の後段階の開始が遅れ、分析段階にまで進むことができなかった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

昨年度から始めた研究会開催費用、および国内外の研究会ないし学会参加費用として支出を予定している。

Remarks

補助事業期間延長承認 平成27年3月20日

  • Research Products

    (1 results)

All 2015

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Acknowledgement Compliant: 1 results)

  • [Journal Article] マーシャルにおける組織-生産の経済学からの再評価ー2015

    • Author(s)
      藤井賢治
    • Journal Title

      『経済学史研究』

      Volume: 56巻2号 Pages: 28-46

    • Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant

URL: 

Published: 2016-06-03  

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