2013 Fiscal Year Research-status Report
CC(カー・コネクティビテイ)コンソーシアムをめぐる自動車各社の戦略とCC開発
Project/Area Number |
24653094
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Research Institution | Tokuyama University |
Principal Investigator |
赤岡 広周 徳山大学, 経済学部, 准教授 (70571074)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
陳 韻如 滋賀大学, 経済学部, 准教授 (00389404)
平野 実 県立広島大学, 経営情報学部, 教授 (00405507)
赤岡 功 星城大学, 経営学部, 教授 (10025190)
井村 直恵 京都産業大学, 経営学部, 准教授 (10367948)
朴 唯新 県立広島大学, 経営情報学部, 准教授 (20435457)
李 在鎬 京都橘大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (40342133)
姜 判国 県立広島大学, 経営情報学部, 教授 (50405510)
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Keywords | 規格化 / 戦略 |
Research Abstract |
本研究会は、自動車のIT化を経営学の見地から考察するものであり、主に関連企業の戦略を研究対象としている。 平成25年度、研究会メンバーは、当該研究により得られた知見を生かし、学会報告および研究論文執筆を行った。第一に学会報告に関しては、カーナビゲーションシステムに関する自動車メーカーおよび販社の戦略について、平成24年度に日本経営学会支部会にて報告を行ったところであるが、この関西部会にて得られたコメントやさらなる研究成果を生かし、25年度には日本経営学会全国大会において報告を行った。 第二に、平成25年度における研究論文執筆については、自動車各社の組織間関係に関する査読論文1篇が投稿・掲載された。また、自動車および通信関連企業における技術戦略に関する論文2篇が投稿・掲載された。本研究会の平成25年度における論文投稿・掲載は、以上の3篇である。 自動車のIT化は、自動車における通信規格の標準化が含まれる。規格標準化に関しては、通信分野に限らず、ビデオやDVDなど、多方面において従来より国家の思惑も絡む企業間競争が繰り返されてきた歴史がある。乱立する規格競争を制し、規格標準化に辿り着いた企業には、一定の期間継続的な利益等がもたらされ、それは国家の利益にも影響を及ぼす。本研究では、自動車産業における規格競争の現況を、各種事例の調査も交えながら考察することにより、当該分野における研究の発展に資するものである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成25年度~26年度において、関連する行政局へのヒアリングや2次データの収集等、各種調査を国内外において行っている。これを踏まえて、学会報告や学術論文の掲載を既に複数実施してきた。本年度は企業に対する追加のヒアリングを予定しており、各方面からの1次データも揃う見込みである。以上を踏まえてさらなる研究成果が見込まれ、研究はおおむね順調に進行していると評価される。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は、企業へのヒアリングを追加で実施する予定であり、現在先方と調整中を行っている。これまでのヒアリング等1次データ収集や、2次データの収集の結果、本研究の開始時には把握していなかった現状等も発見された。たとえば、提唱規格に対する個別企業の温度差などがあげられる。これらのポイントは、今後の研究上も興味深いポイントであり、今後さらなる研究課題として、たとえばヒアリングでの質問項目に織り込むなど、考察を続けていきたいと考えている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
おもに、海外調査にかかる経費が縮小されたため。 平成26年度、追加での調査(国内)を予定している。このための旅費および謝金等を新たに使用する予定があり、これに充当する予定である。
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