2014 Fiscal Year Annual Research Report
戦略的マーケティング・ミックス構築のための新効果測定システムの開発
Project/Area Number |
24653102
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Research Institution | University of Marketing and Distribution Sciences |
Principal Investigator |
小笠原 宏 流通科学大学, 商学部, 教授 (10258163)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | マーケティング・ミックス / 市場経済 / 効果測定分析 / 東南アジア市場 |
Outline of Annual Research Achievements |
市場制度自体が発展途上ながら拡大可能性は大きい(経済規模が拡大可能性がたかい)東南アジア市場のなかで、親日的もであるタイ国の実態調査を実行できたことにより仮説検証的な情報を得ることができた。その後の関連調査やサーベイを続け、考察を進めた。 IT技術が急速に浸透し活用される状況に、経済活動全般における状況及び方向性を鑑みるに、先進国事例(日米欧など)とは大きく変調した状況及び関係要因が根底にあることが洞察する必要性の確認に至った。一元的な、原因及び効果測定分析は不適であるといえ、制作制度や、システムといった外枠的な要素の中に、社会や市場の方向性や将来像を規定するような要素が埋もれていること、それらの認識、把握が重要であるといえる。開始時企画していた追加的市場調査としての本年度の東南アジアへの調査出張は、政情不安他の事情から、自粛して、代替的方策で補完を試みた。 世界的に、グローバルの行過ぎによる同質化、同等扱いのマイナスの側面の噴出及び反動が現実に起きてきているとの問題意識の結果として、対局のリージョナル指向が訴求されている部分もあるが、市場取引の構成員の多様化、国際化が進んだ現状では、間違った選択である。新たな独自の対応策が考察する必要がある。効果測定分析よる、効率性の追求としての「選択と集中」ではなく、多様性と動的(高次元)様相を考慮した多元的尺度からの選択に基づく考察が求められる。その分析アプローチおよび手法は、多角化多様化分散化へのパラダイムシフトと言える。その具体的なやり方は試行錯誤が必要ながら、実験や演習を通じて試しているところである。考察及び検討結果は論文としての発表及びネットなどを通じた情報発信を随時開始する。
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