2014 Fiscal Year Annual Research Report
心理社会面に着目した憩いのサロン事業を活用した認知症予防のための実証的研究
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24653150
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Research Institution | Seijoh University |
Principal Investigator |
竹田 徳則 星城大学, リハビリテーション学部, 教授 (60363769)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 大介 星城大学, リハビリテーション学部, 助教 (90513747)
中川 雅貴 国立社会保障・人口問題研究所, その他部局等, 研究員 (80571736)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 介護予防 / 認知症予防 / 憩いのサロン / 心理社会的因子 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度研究概要は,①高齢者が交流をもつ介護予防の一次予防「憩いのサロン」(以下,サロン)事業参加者における二次予防対象者割合では,町全体(65歳以上高齢者の約1割参加)では運動器で2.0%,口腔機能2.3%,認知機能5.1%,うつ傾向・状態で1.4%のリスク者割合が確認され,全国の二次予防事業参加者割合の1%未満よりも多い割合である可能性が確認できた.②サロン参加者(運営ボランティア除く)と非参加者の要介護認定率の比較では,2007年5月のサロン開所以降2012年3月の5年間の期間において、サロン参加者の7.7%に対して非参加者は14.0%でサロン参加者は要介護認定率(認知症含む)が低いことが示唆された.③サロン参加者における精神的機能・社会的機能・生活機能・身体/認知機能の4要素を構造方程式モデリングで分析した結果、社会参加は4要素によって活性化され社会参加が活性化すると認知機能にも作用することが明らかとなり,サロンが認知症予防に有効な可能性が明らかとなった.
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Remarks |
研究新聞報道:日本経済新聞2014年10月20日朝刊「高齢社会を元気に-介護予防大学が一役」. 奈良県桜井市議会文教厚生委員会行政視察団講演:「愛知県武豊町における介護予防の取り組み」.2014年11月21日,星城大学.
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Research Products
(7 results)