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2012 Fiscal Year Research-status Report

中学校体育受業における新しい短距離走学習方法の開発

Research Project

Project/Area Number 24653264
Research InstitutionIwate University

Principal Investigator

清水 茂幸  岩手大学, 教育学部, 教授 (70272185)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 澤村 省逸  岩手大学, 教育学部, 准教授 (50196333)
Project Period (FY) 2012-04-01 – 2014-03-31
Keywords歩の学習
Research Abstract

プレテストとして中学生男子を被験者とし、短距離走の授業の中で歩の指導を受けるA群と、歩の指導を受けないB群に分け、測定を行った。
2時間目からは、A群には1回10分程度の「歩」の指導を毎時間行い、その後短距離走の指導を行った。歩の学習はウォーキングを取り入れ、この際、「背筋を伸ばす」、「身体の真下に脚を振り下ろす」、「地面を強く押す」という言語教示を与え、繰り返し練習を行った。またB群には重心走を毎時間行い、その後短距離走の指導を行った。この際「背筋を伸ばす」、「膝を曲げない」、「身体の真下に脚を振り下ろす」、「地面を強く押す」という言語教示を与え、繰り返し学習を行った。なお、重心走の内容は、高い膝の引き上げと高い跳躍のスキップ、後脚の蹴りを強調し地面を押して進むスキップ、非常に速い膝の引き上げによる前進の少ないスキップの3種類とした。
1単元を8時間とし、単元の1時間目にプレテストとして、全群に50m走を行わせた。その動きを2台のデジタルビデオカメラにて二次元撮影しdigitaizingした後に、1.ストライド2.ピッチ3.支持時間4.非支持時間5.重心速度(接地瞬時、離地瞬時)6.接地中の重心速度の低減7.接地瞬時の重心角度8.離地瞬時の重心角度9.上体角度(接地瞬時、離地瞬時)10.脚角度(接地瞬時、離地瞬時)11.膝関節角度(接地瞬時、離地瞬時) についての解析をおこなった。単元の最終時間にポストテストとして全群に50m走を行わせ、プレ・ポストのデータを比較して、授業の成果を検証した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本実験に向けてプレテストを行ったが、動作分析の方法を新しくしたために、分析の作業が遅れている。しかし、要領はつかめたので、今年度の本実験においては予定通りに研究を進めることが出来ると考える。

Strategy for Future Research Activity

24年度に行った指導法を検証し、その内容を改善し、改善した指導法を用い、再度同じ設定で実験を行う。分析方法は24年度に準拠し「歩」及び重心走の指導が「走能力」の改善にどのような効果をもたらすかを検討する。またそれらの結果を総合し、今後中学校における短距離走学習の見本となるような学習プログラムを作成する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

タイム測定に必要な消耗品の購入及び、画像変換ソフトを購入したい。また、研究発表のための旅費及び報告書作成の費用として使用したい。また、予定していた研究会に参加できず旅費を使わなかったが、その分を消耗品の購入に充てた。しかし、旅費の予定額よりは消耗品の購入が少なくすんだので、次年度への繰り越しとした。

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Published: 2014-07-24  

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