2013 Fiscal Year Annual Research Report
ナノ細孔と高分子の相互作用による絡み合い結合の形成
Project/Area Number |
24655204
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
河原 成元 長岡技術科学大学, 工学部, 准教授 (00242248)
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Keywords | ナノ材料 |
Research Abstract |
ナノメートルサイズの細孔(ナノ細孔)と高分子の絡み合いを組み合わせることにより、化学結合と同程度の力を支えることが可能な“絡み合い結合”を創成することを本研究の目的とした。具体的には、ナノ細孔(直径数nm)を数nmの間隔で配列した薄膜の上に分子量が約1,000,000 g/molのゴム状高分子を置き、ゴム状高分子が複数のナノ細孔を往復することによって絡み合い結合を形成した。このナノ細孔を数nmの間隔で形成する方法として、集束イオンビーム・走査型電子顕微鏡(FIB-SEM)を用いるナノシートへのナノ細孔の形成、および、直径数ナノメートルのナノ粒子を細密充填することによるナノ細孔の形成を検討した。以上により、絡み合い結合に関する化学の新領域を創成するための基礎を築いた。
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Research Products
(37 results)