2014 Fiscal Year Annual Research Report
非線形誘電率顕微鏡を用いた原子双極子モーメントの可視化と原子種の同定
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24656027
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
長 康雄 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (40179966)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 走査型非線形誘電率顕微鏡 / 走査型非線形誘電ポテンショメトリ / 原子双極子モーメント |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は以下の様な成果があった. まず前年度発明した走査型非線形誘電率ポテンショメトリ法(SNDP)の理論解析を行い本手法がKPFMとは異なり,双極子モーメント由来の電位だけに感度があり,表面電荷や,接触電位差(CPD)には影響を受けないことを明らかにした. また酸素吸着Si(100)面の観測を行い,酸素吸着したサイトが発生する双極子モーメント像と凹凸像(共に原子分解能)から酸素の吸着の仕方が明らかに出来た.これは原子種の同定につながる成果である.
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Research Products
(33 results)