2014 Fiscal Year Annual Research Report
自己修復機能を持つ高強度かつ実用性が高いスマートFRPの研究開発
Project/Area Number |
24656084
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
鮑 力民 信州大学, 学術研究院繊維学系, 教授 (10262700)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
夏木 俊明 信州大学, 学術研究院繊維学系, 准教授 (10432171)
飯塚 浩二郎 信州大学, 学術研究院繊維学系, 准教授 (10453672)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 自己修復 / スマート材料 / FRP |
Outline of Annual Research Achievements |
繊維強化プラスチック(FRP)は軽量かつ高強度などのメリットがあり, 輸送機器をはじめ多くの分野で使用されている. FRP の多くは積層板の形で成形・利用され, 層内は強いが層間では弱く, 層間剥離やき裂が発生し易いため, FRP 自身に修復機能をもたせることが重要である. 昨年と一昨年度では, 私たちは, CFRP内に光ファイバと修復剤注入用の構造を組み込むことにより, CFRPの自己修復システムを完成させた. 今年度では, 一歩進み, GFRP は紫外線光を一部透過することが出来るため, 紫外線を外部から照射することにより, 修復範囲の拡大・素早い硬化が可能, システムの低コスト化になると考え, 外部照射が可能な低コストのGFRPの自己修復システムを提案した. 実際にGFRPと自己修復システムを作製し,紫外線透過実験を行い, 透過量を確認し, その影響要素を把握した.また,自己修復構造を持つGFRPに対して,DCB試験によるき裂の導入,紫外線硬化樹脂を用いたき裂の修復,修復後DCB試験を通して,き裂に対する修復の有効性を評価した.一連の実験で, 提案したシステムの有効性が確認された.
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Research Products
(6 results)