2013 Fiscal Year Annual Research Report
マイクロプレートを用いた均一径リポソームによる膜タンパク解析用ペアリングデバイス
Project/Area Number |
24656161
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
繁富 香織 北海道大学, 情報科学研究科, 研究員 (90431816)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾上 弘晃 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (30548681)
神谷 厚輝 公益財団法人神奈川科学技術アカデミー, バイオマイクロシステムプロジェクト, 研究員 (70612315)
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Keywords | マイクロ・ナノデバイス / 折紙工学 |
Research Abstract |
本研究は、微細加工技術を用いて磁性体を挿入したマイクロプレートを作製し、ハンドリング可能な均一径ジャイアントリポソームの形成し、リポソームとリポソーム間、リポソームと細胞間のペアリングを実現する技術である。本萌芽研究を通し以下の項目を達成することができた。 (A) 微細加工技術技術により磁場によりハンドリング可能なマイクロプレートを作製 ハンドリング可能な磁気体入りマイクロプレートを作製することに成功した。磁性体としては、パーマロイ、そして、マイクロプレートとしてはパリレン樹脂を用いた。フォトリソグラフィー技術を用いて、パリレンのプレートの上にパーマロイをパターニングし、その後、パリレンをコートすることで、磁性体が挿入されているマイクロプレイートを作製することができた。作製した磁性体入りマイクロプレートは、ネオジウム磁石を用いて、簡単に動かすことができた。 (B) マイクロプレート上に均一径のジャイアントリポソームを作製し、ハンドリング技術の確立 マイクロプレート上にジャイアントリポソームを作製することに成功した。プレート上にリン脂質をパターンし、水和法によりリポソームを作製することができた。この用法により、サイズの整ったジャイアントリポソームをハンドリング可能なマイクロプレート上に作製することができた。
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