2013 Fiscal Year Research-status Report
歴史的風致における地域活動の景観意匠化に関する研究
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24656349
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
増井 正哉 奈良女子大学, 生活環境科学系, 教授 (40190350)
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Keywords | 歴史的風致 / 祭礼 / 空間利用 / 建物更新 |
Research Abstract |
歴史的風致を形成する具体的な景観意匠と地域活動の関連性が明確な地区として、本年度は、前年度に引き続き、滋賀県大津市・同蒲生郡日野町・大和郡山市番条町をとりあげた。それぞの地区において、①資料調査、②、祭礼時における空間利用と演出の調査、③地域住民に対するインタビュー調査をさらに進め、これまでの調査データとの比較・検討を行った。その結果、大津市においては大津祭における2階の演出と建築意匠、番条町では集落内で行われる「四国八十八カ所巡り」と囲い造りと門構え、日野町では日野祭における祭礼演出と桟敷窓を設けた屋敷構えの関係性が注目された。 本年度は、伝統的な屋敷構えの他に、新築物件においても特徴的な空間利用と演出が見られた日野町にとくに重点を置いて調査し、本町通に面する全建物の屋敷構えを図面化し、祭礼時における通りへの演出が、個々の建物の意匠とどのような関係性があるのか、検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定した調査対象地区の調査が概ね終了し、そのデータ整理を終えていること。さらに調査中に明らかになった、活動と意匠の関連性について、とくに重点をおいて分析する内容を明らかにできたことにより、おおむね順調に進展していると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は最終年度にあたる。平成25年度までに得られた成果にもとづき、歴史的風致における地域活動と建築意匠の関係性について、研究のとりまとめを行う。とくに、滋賀県蒲生郡日野町で見られた祭礼と意匠、とくに新築建物との関係性について、論点をまとめていきたい。
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Research Products
(3 results)