2013 Fiscal Year Annual Research Report
ヒト多能性幹細胞を用いた生体モデルBody on a chipの開発
Project/Area Number |
24656502
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
亀井 謙一郎 京都大学, 物質-細胞統合システム拠点, 助教 (00588262)
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Keywords | ヒトES/iPS細胞 / 幹細胞 / マイクロ流体デバイス |
Research Abstract |
本研究では、マイクロ流体テクノロジーを駆使して3次元微小組織形成デバイスを開発し、ヒト多能性幹細胞を用いた3次元微小組織の作製、微小組織を連結することによるin vitro生体モデル「Body on a Chip」の作製とそれを用いた新規薬効評価を行うことを目的としている。具体的には、A. 多様な細胞外微小環境を作製・試験できるハイスループットマイクロ流体デバイス(HT-microFD)の開発、B. ヒトES/iPS細胞を用いた多種の機能的3次元組織への分化誘導法の確立、C. 作製した微小組織をマイクロ流体デバイス内で連結することによる生体モデルの作製と薬効評価を行う。 研究期間中においては、項目Aにおける既に多様な細胞外微小環境をハイスループットデバイスの開発に成功し、実際に環境スクリーニングを行っている。 また、項目Bに於いては、ヒトES/iPS細胞から心筋・肝臓の3次元組織化を行なっており、心筋に関しては既に3次元化に成功している。 項目Cにおいて、複数の微小組織を集積できるデバイスを作製し、生体モデルの作製を行った。
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Research Products
(11 results)