2012 Fiscal Year Research-status Report
超臨界流体クロマトグラフィー質量分析を用いたキラルリピドミクス
Project/Area Number |
24656503
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
馬場 健史 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10432444)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 超臨界流体 / SFC/MS / 脂質 / 光学異性体 / キラルリピドミクス |
Research Abstract |
本年度は,超臨界流体クロマトグラフィー/質量分析(SFC/MS)を用いたキラルリピドミクスシステムの構築に取り組んだ.まず,トリアシルグリセロールラセミ体標準品rac-PPO-TAG, rac-OOP-TAG, rac-SSO-TAGなどを用いて,SFC/MSにおける種々の分析条件の検討を行った.各種キラルカラムを検討した結果,それぞれの光学異性体の分離に成功した.また,カラムを連結することより分離度を向上させることが可能であった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度予定していた超臨界流体クロマトグラフィー/質量分析を用いたキラルリピドミクスシステムの構築においては,トリアシルグリセロール光学異性体の分離に成功し,順調に進めることができている.
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きリン脂質等他の脂質光学異性体の分離系の構築に取り組む.さらに,構築したキラルリピドミクスシステムを用いて,生体内,食品等における光学異性体の存在比に関する情報を取得するととともに,光学異性体の機能解析を行う.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
設備備品費:当該研究においては設備の購入を予定していない. 消耗品費:薬品類として,標準品,溶媒,その他試料調製に必要な試薬類を250千円予定,分析装置備品として,分析カラム,装置消耗部品を310千円予定.そのほかの消耗品として,試料調製,分析等に必要なガラス・プラスチック器具類を150千円予定. 旅費:国内旅費として,研究活動・情報収集(共同研究先のほか,当該研究に関連のある分析技術,生物試料を保有する大学,公共研究機関,メーカーなど),成果報告に必要な経費として250千円を予定.また,海外旅費として,国際学会における情報収集のための渡航費として390千円を予定. 謝金等:実験補助員の費用を200千円予定. その他経費:研究成果発表費用として,論文投稿や英文校正に必要な費用50千円を予定.
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Research Products
(12 results)