2013 Fiscal Year Research-status Report
GPU計算を用いた相似地震識別法によるアスペリティ構造の超高速時空間モニタリング
Project/Area Number |
24656546
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
大久保 寛 首都大学東京, システムデザイン研究科, 准教授 (90336446)
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Keywords | GPUコンピューティング / GPGPU / 相似地震 / アスペリティ / 信号処理 / コヒーレンス / 地震予測 |
Research Abstract |
本研究の目的は,超高速GPUコンピューティングを利用した応用研究としてのGPU並列処理を用いた高速・高精度な相似地震の検出・解析法の検討である. 相似地震とは,同一のアスペリティより発生する非常に似た特徴をもつ地震群を指し,繰り返し間隔が規則性を持っている.相似地震を調査・解析することで個々の地震を誘発させるアスペリティやプレート境界面における準静的すべりの特性を解明することが可能となる. 本年度は,このうち以下の課題に取り組んだ. 1. 引き続き,相似地震の検出法として,フーリエ位相相関法の高速化を検討, 2. 直交3成分コヒーレンスによる相似地震解析法について,実際の信号群を用いて実装し,GPU (Graphics Processing Unit) を用いた並列計算による高速化の検討も併せて行った. 3. 読込みデータのファイル形式を工夫し,データI/O の効率化を実現した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
フーリエ位相相関法による相似地震検出法に関する研究は予定通り進んでいる.また相似地震解析法として取り組んでいる直交3成分コヒーレンス解析についても,概ね予定通り進んでいる.
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Strategy for Future Research Activity |
今後は,二つの手法の更なる高速化を検討する.さらに,データ転送の隠ぺいやスケジュール管理によりデータI/O の効率化や,CPU 処理とGPU 処理を並列実行を含めた,効率的なマルチGPU化を実施する予定である.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
論文の発表予定が急きょ変更になったことと,利用予定のアーキテクチャの発売日程が変更されたため 論文発表を行うとともに,最新のアーキテクチャにて実装し,本年度分と合わせて使用する予定である
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Research Products
(4 results)