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2014 Fiscal Year Annual Research Report

紫外線受容体解明への挑戦

Research Project

Project/Area Number 24657037
Research InstitutionOsaka City University

Principal Investigator

飯野 盛利  大阪市立大学, 大学院理学研究科, 教授 (50176054)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywordsイネ / 紫外線B / 受容体 / 突然変異体
Outline of Annual Research Achievements

ムラサキイネとして知られるジャポニカイネは低光量のUV-Bに特異的に反応して幼葉鞘・初葉にアントシアニンを蓄積することを見出し、この反応を指標にして、γ線で突然変異を誘発したムラサキイネからアントシアニン蓄積反応を示さない突然変異体17系統分離した。本研究では、これらの突然変異体を手掛かりにして、UV-B受容体とシグナル伝達機構の解明を目指す。
M3世代(あるいはM4世代)の突然変異体からホモ突然変異系統を分離する作業を進め、M4世代(あるいはM5世代)の全ての芽ばえが突然変異形質を示す5系統を分離することができた。昨年度までの研究により、ニホンバレなどのジャポニカイネの幼葉鞘はUV-Bに特異的な(青色光では起こらない)成長抑制反応を示すことを明らかにし、この反応はインディカイネでは起こらない(あるいは顕著に低下している)ことを見出した。本年度は突然変異体(M4世代)を用いて成長解析を進め、アントシアニン蓄積反応の欠損に加え、成長反応も欠損している系統(少なくとも1系統)を同定することができた。両反応が欠損した突然変異体は、UV-Bシグナル伝達の上流因子の変異体であると考えられる。マップベースクローニングにより突然変異遺伝子を同定するには、ムラサキの形質を示すインディカイネを入手する必要がある。その候補になるインディカイネ(UV-Bに特異的なアントシアニン蓄積反応を示すインディカイネ)を1系統同定することができた。このイネは、ジャポニカイネで観測されるUV-B特異的な成長抑制反応を示さないことも確認された。更に、前年度のマイクロアレイ解析の研究を継続して、UV-B特異的に発現が制御されている遺伝子の解析を進めた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2014

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] UV-B-specific photomorphogenesis in rice and different UV-B responsiveness between japonica and indica cultivars2014

    • Author(s)
      Jiang, L., Iino, M.
    • Organizer
      第18回日本光生物学協会年会
    • Place of Presentation
      大阪市立大学(大阪府大阪市)
    • Year and Date
      2014-08-22

URL: 

Published: 2016-06-01  

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