• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2012 Fiscal Year Research-status Report

小胞体Ca2+取り込みと連動するカウンターイオン輸送体

Research Project

Project/Area Number 24657133
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

竹島 浩  京都大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (70212024)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2014-03-31
Keywords筋小胞体 / Ca2+ストア / Ca2+取り込み / Ca2+ポンプ
Research Abstract

小胞体が細胞内カルシムストアとしての生理機能を発揮するためには、Ca2+の取り込みと放出に伴い発生する膜電位をカウンターイオンにより中和する機構が必要であると想定されている。研究代表者のグループでは、小胞体Ca2+放出チャネルと連動するカウンターイオンチャネルの最有力候補分子としてTRICチャネルを発見して、その筋細胞における生理的および病理的機能の解明を現在進めている。一方では、小胞体Ca2+ポンプと連動する未知のカウンターイオンチャネルの存在が予見されるため、その分子実体の解明を目指した挑戦的な試みを本研究では立案した。
H24年度には単クローン抗体による筋小胞体膜タンパク質の検索実験を遂行したものの、新規分子同定には至らなかった。しかしながら平行して遂行されたゲノムデータベース解析と組織別遺伝子発現解析を組み合わせたin silico検察により、TMEM58などの数種の筋特異的膜タンパク質が見いだされた。これら機能未知分子に関して、抗体による局在分布の検討やsiRNAノックダウン検討が予定されている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

筋小胞体膜タンパク質の検索にて、単クローン抗体法により候補分子は得られなかったが、in silico法により数種の筋特異的膜タンパク質が見いだされた。

Strategy for Future Research Activity

H24年度のin silico検察により得られた数種の筋特異的膜タンパク質の中から、筋小胞体に分布するものを免疫抗体法で見い出すとともに、培養筋細胞においてsiRNAノックダウンにより、そのタンパク質の小胞体Ca2+ハンドリングへの寄与を検討する。
1)免疫化学実験:抗体作成に向けたペプチド合成、小動物への免疫や蛍光組織染色
2)ノックダウン実験:解析標的に対するsiRNA合成、筋細胞の培養や蛍光イメージングによるCa2+ストア機能評価

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

該当なし

URL: 

Published: 2014-07-24  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi