2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24657138
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
三原 勝芳 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 名誉教授 (40029963)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大寺 秀典 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40380612)
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Keywords | ミトコンドリア / DRP1 / Mff / Mid49 / Mid51 / Fis1 / Mfn1 / Mfn2 |
Research Abstract |
ミトコンドリアは分裂と融合を介してダイナミックに形態を変化させこれが細胞機能に重要な役割を果たしている。哺乳類ミトコンドリアの分裂は細胞質に局在する高分子量GTPaseであるDrp1がミトコンドリアにリクルートされることで反応が開始するがその反応機構の詳細はいまだに不明である。我々はこのDrp1のミトコンドリアへのリクルートにミトコンドリア外膜のMffが受容体として関与していることを明らかにした。その後国外の研究室からMid49、Mid51という外膜蛋白質もDrp1のリクルートに関わることが報告された。 我々はミトコンドリア分裂反応におけるこれら外膜蛋白質の役割分担を明らかにするためにMff、Mid49、およびMid51のノックアウトHeLa細胞を作成しDrp1のリクルートへの効果を解析した。その結果(1)Midタンパク質とMffとは独立してDrp1のリクルートに関わること、(2)Mid49/51 に比べてMffの寄与が高いこと、(3)Mid49/51とMffとは外膜上に独立したドット状構造を形成して存在することを明らかにした。これに加え現在Mff遺伝子の全身ノックアウトマウスの作成に成功しその形質解析をおこなっている。(4)さらに神経特異的Mffノックアウトマウスの作成に取りかかっている。
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[Journal Article] Fis1 acts as mitochondrial recruitment factor for TBC1D15 that involved in regulation of mitochondrial morphology2013
Author(s)
K. Onoue, A. Jofuku, R. Ban-Ishihara, T. Ishihara, M. Maeda, T. Koshiba, T. Itoh, M. Fukuda, H. Otera, T. Oka, H. Takano, N. Mizushima, K. Mihara and N. Ishihara
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Journal Title
J. Cell Sci.
Volume: 126
Pages: 176-185
DOI
Peer Reviewed
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