2013 Fiscal Year Annual Research Report
生体内で細胞外ATPの高感度・高解像度検出と発生期におけるATPシグナルの探索
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24657144
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
山本 正道 群馬大学, 先端科学研究指導者育成ユニット, 助教 (70423150)
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Keywords | アデノシン三リン酸 |
Research Abstract |
平成24年度にATPセンサーが細胞外の細胞膜近傍でのATP濃度変化を検出できるかを検討するため、膜上に掲示されるように構築した発現ベクターをHeLa細胞へ一過的に発現させて機能を検討した。このベクターはATPセンサーをHeLa細胞の細胞膜直上へ局在させている事が確認された。更に、細胞外のATP濃度を0μM から192μMまで段階的に変化させると4μMから50μMまではATP濃度とFRET ratio値が比例関係である事が示された。更に高濃度ATPを添加すると約10秒後にはFRET ratioの変化を観察した。この事より4μMから50μMまでのATP量の変化を定量的かつ数秒以下で測定できるシステムを構築できたことを確認した。このATPセンサーで細胞外の細胞膜近傍で発現するように設計した形でターゲティングベクターを作製した後に、ES細胞を用いてターゲティングを行い、ターゲッティングされたES細胞を得た。このES細胞を用いてアグリゲーション法にてキメラマウスを作成した。ATPセンサーはマウスROSA26領域にノックインする形でマウスを作出した。マウスの受精後16日目のマウス胚からMEF細胞を樹立して、ノックインしたATPセンサーの細胞内における局在と機能を確認した。その結果、MEF細胞では細胞外以外でもATPセンターが局在している事が判明した。現在、異なる設計で再度マウスを作出している。
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[Journal Article] Induction of pulipotency in human somatic cells via a transient state resembling primitive streak-like mesendoderm.2014
Author(s)
Takahashi, K., Tanabe, K., Ohnuki, M., Narita, M., Sasaki, A., Yamamoto, M., Nakamura, M., Sutou, K., Osafune, K. and Yamanaka, S.
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Journal Title
Nature Communications
Volume: 5
Pages: 3678
DOI
Peer Reviewed
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