2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24658086
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
三原 久明 立命館大学, 生命科学部, 准教授 (30324693)
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Keywords | セレン粒子 / 微生物 / 太陽電池材料 |
Research Abstract |
次世代のエネルギーとして太陽光発電に大きな期待が寄せられている。これまでのシリコンを用いた太陽電池に代わり、より効率の良いCu(In,Ga)Se2 (CIGS) 半導体を用いた次世代太陽電池への需要の増加が見込まれている。本研究では、従来の蒸着に替わる方法として、微生物を利用したCIGS合成法の開発、および不用となった廃棄CIGSからの微生物による銅、インジウム、ガリウム、セレンの資源回収法の開発を行う。本年度の主な研究実績は次の通りである。 1)セレンナノ粒子形成に関与する分子の同定 Enterococcus sp. が生成するセレン粒子に特異的に結合するタンパク質として、OmpC、OmpAを同定することに成功した。これらのタンパク質がセレン粒子の形成に関与する可能性が示唆された。 2)微生物によるインジウム回収 微生物を用いることにより、インジウムとスズの混合溶液から、インジウムのみを選択的に沈殿させることが可能であることを見出した。液晶パネルのITO浸出液等からのインジウム回収への応用が期待される。
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Research Products
(4 results)