2012 Fiscal Year Research-status Report
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24659197
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
浜田 茂幸 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (60028777)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸山 史人 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (30423122)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | A群レンサ球菌 / 常在性 |
Research Abstract |
本研究では、A群レンサ球菌 (Streptococcus pyogenes: GAS) が、健常者に病原性を引き起こさずに常在を可能とする未知の因子を明らかとする目的で、メタトランスクリプトーム解析から、原因RNAの探索をするとともに、実際にGAS病原因子を抑制するのかを検証する。 そこで、本研究では、目的を達成するために、下記の項目について実施予定である。1) 健常者からのGASの単離と単離株の細胞、マウスへの毒性試験および単離株のドラフトゲノムを決定する。2) 高速シーケンサーを用いて、咽頭試料に共通かつGASの近縁種由来のncRNAや分泌性ペプチドをコードするRNA分子を決定する。3) 同定されたRNA分子のGASの病原因子に与える影響を解析する。4) 健常者のGAS分離頻度と新規RNA分子との相関解析また、メタデータとの多重相関解析を行う。 本年度は、特に単離方法に主眼を置いていて、健常人の8割以上がA群レンサ球菌を無症状キャリアであること、また、実際にA群レンサ球菌を単離方法を検討することにより、単離培養することに成功した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
申請書に記載した計画通りに進捗しているため、このまま遂行すれば良いと考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
申請書に記載した計画通りに進捗しているため、このまま遂行していく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
計画に従い、高速シーケンサーを用いたRNA-seq解析を行う。そのために主にイルミナ社のMiSeq用試薬を購入する。
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