2012 Fiscal Year Research-status Report
ヒトと媒介蚊体内におけるデングウイルス準種の網羅的遺伝子解析
Project/Area Number |
24659210
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
長谷部 太 長崎大学, 国際連携研究戦略本部, 教授 (20253693)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ベトナム / デングウイルス / ウイルス準種 / 次世代シーケンサー / 多様性 |
Research Abstract |
平成24年度はベトナムのハノイ近郊及びベトナム中部(フエ近郊)でデングウイルス2型(DENV-2)に感染発症した患者15名の血清からRNAを抽出し、Eタンパク遺伝子領域を標的として次世代シーケンサーを用いて網羅的解析を行った。デング患者体内におけるDENV-2のEタンパク遺伝子領域ではアミノ酸の同義及び非同義置換の他にフレームシフトが高い頻度で発生していることが確認された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
次世代シーケンサーを用いた網羅的な遺伝子解析は初めてであり、シーケンスの反応条件の検討から行った。15人のデング患者血清の解析を行い、基礎的データーを得ることが出来た。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度は昨年度と同様にデングウイルス1型(DENV-1)感染患者血清中のウイルス遺伝子の多様性について次世代シーケンサーを用いた網羅的解析を行う。また、培養細胞によるウイルス準種の選択性、宿主の違いによるウイルス遺伝子の変動を解析することを目的として、患者体内におけるデングウイルス遺伝子の多様性と蚊由来培養細胞(C6/36細胞)及び哺乳動物由来(Vero細胞)を用いて分離されたウイルス遺伝子の多様性の比較を計画している。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度も次世代シーケンサーによるデングウイルス遺伝子の解析のための試薬、及び、検体輸送や旅費に使用する予定である。 物品費: 700,000円 旅費: 200,000円
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