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2013 Fiscal Year Research-status Report

アラーム機能を備えた医療機器の適正な使用と運用に関する実証的検証研究

Research Project

Project/Area Number 24659249
Research InstitutionTokyo Medical University

Principal Investigator

柿沼 孝泰  東京医科大学, 医学部, 講師 (80366111)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 相馬 孝博  公益財団法人日本心臓血圧研究振興会(臨床研究施設・研究部門), 副院長室, 病院副院長 (90262435)
内野 博之  東京医科大学, 医学部, 教授 (60266476)
山内 豊明  名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20301830)
Keywordsリスクマネジメント / 麻酔科学 / アラーム機器 / 医療機器 / 医療安全
Research Abstract

本研究は、アラーム機能を備えた医療機器の適正な使用と運用により、医療安全を向上させることを最終的な到達点とし、具体的な論点として、どのような組織的状況下で、どのような個人が、どのような機器を使用することで警鐘事象が生じているのかという点を明らかにすることを設定した。また本研究においては「医療機器の側面」「個人特性およびヒューマン・エラーの側面」、そして「組織形態の側面」の3側面の関連を明らかにし、かつそのための具体的な方策を提示するのみならず、個別医療機関におけるその展開を可能とすることをより具体的な目的とした。
そこで、本年度においては、前年度において実施した論点整理と当該関連機器製造企業に対して聞き取り調査を元に、より広範囲なデータを構築するために、全国の約1300の医療機関(麻酔科学会認定病院)を対象にアンケート調査を実施した。最終的には、約4割の回答率を確保することができ、非常に価値の高いデータの構築がなされた。
最終年の次年度においては、今年度に構築したデータを用いて、当該研究課題に関して、定量的な観点から検討を行う予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

1: Research has progressed more than it was originally planned.

Reason

本研究においては、初年度、東京医科大学病院を中心に複数の他の協力医療機関に対して聞き取り調査を実施することを予定しており、この点に関しては本年度の早い段階において実施が完了した。そこで研究課題に対するより定量的な検討を行うことも必要であるとの研究組織内での議論を踏まえ、規模を拡大した定量的な調査を実施した。
次年度、これらのデータの分析、検討を予定しており、本研究において当初想定していたよりも、より広範囲なかつ定量的なデータ構築が可能となり、当該課題における科学的なエビデンスの構築につながると考えられる。

Strategy for Future Research Activity

次年度においては、本年度において実施し構築したデータを分析、検討するなかで、アラーム機能を備えた医療機器の適正使用に関して、個別医療機関が個別に当該機器の使用に関するガイドラインを作成するためのメタ・ガイドライン作成のための、客観的なエビデンスを提示する。
さらに、こうして検討を行ったメタ・ガイドラインに関しては、できるだけ早い段階で部分的な形で公表を試み、研究組織を中心にその具体性、実用性に関する、臨床現場、および当該関連機器製造企業などからの意見を集め、最終的なとりまとめを行うと同時に、学術雑誌に定量的データを中心に結果を公表することとする。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

当初の計画を踏まえて、より広範囲な形でデータの構築を行ったため。
アンケート調査の入力費用および統計解析のための費用

URL: 

Published: 2015-05-28  

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