2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24659321
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
大平 哲也 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (50448031)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山岸 良匡 筑波大学, 医学医療系, 講師 (20375504)
北村 明彦 公益財団法人大阪府保健医療財団大阪がん循環器病予防センター(予防推進部・循環器病, その他部局等, その他 (80450922)
今野 弘規 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90450923)
江口 依里 愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (60635118)
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Keywords | 脳内出血 / トレンド / 病型 / 危険因子 / 高血圧 / 低コレステロール / 飲酒 / 前向き研究 |
Research Abstract |
【目的】本研究は、わが国で未だその発症数が多い脳出血について、その病型(皮質下領域、穿通枝領域)に注目し、脳出血の病型別の発症率の推移を検討するとともに、脳出血の病型別の危険因子を検討することを目的とした。 【方法】対象は秋田、茨城、大阪の地域住民男女である。対象集団の1985~2009年までの25年間における脳出血及び病型別の発症率を悉皆調査の結果から、年度別(1985~1989年、1990~1994年、1995~1999年、2000~2004年、2005年~2009年)、性別に10万人年あたりで発症率を算出した。次に、対象集団において1985年~94年に健診を受診した9,086人(男性3,560 人、女性5,526 人)を解析対象とし、2010年までに発症した脳出血を深部脳出血(視床、大脳基底核、脳幹)、皮質下出血、小脳出血に分けて、健診所見と脳出血発症との関連について、Cox比例ハザードモデルを用いて、年齢及び多変量調整後の各危険因子のハザード比を脳出血の部位別に算出し検討を行った。 【結果】脳出血の発症率を経年的にみた結果、深部脳内出血は減少傾向であったが、大脳皮質下・小脳出血は横ばいであった。追跡期間中に154例の脳内出血が発症し、各危険因子と脳内出血発症との関連を検討した結果、収縮期血圧高値、心電図ST-T異常、多量飲酒(2合以上/日)は深部脳出血発症と関連し、総コレステロール低値は皮質下・小脳出血発症と関連した。糖尿病、喫煙は深部脳出血、皮質下・小脳出血ともに有意な関連はみられなかった。 【結論】本研究の結果、脳出血はその部位によって危険因子が異なる可能性が示唆された。皮質下・小脳出血の症例数はまだ十分ではなく今後追跡期間を延ばした検討が必要である。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] Heavy alcohol consumption and risk of atrial fibrillation : Circulatory Risk in Communities Study (CIRCS)2014
Author(s)
Sano F, Ohira T, Kitamura A, Imano H, Cui R, Kiyama M, Okada T, Yamagishi K, Sankai T, Tanigawa T, Kario K, Iso H.
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Journal Title
Circ J
Volume: 78
Pages: 955-961
Peer Reviewed
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[Journal Article] Total and high molecular weight adiponectin levels and risk of cardiovascular disease in individuals with high blood glucose levels.2013
Author(s)
Saito I, Yamagishi K, Chei CL, Cui R, Ohira T, Kitamura A, Kiyama M, Imano I, Okada T, Kato T, Hitsumoto S, Ishikawa Y, Tanigawa T, Iso H.
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Journal Title
Atherosclerosis
Volume: 229
Pages: 222-227
DOI
Peer Reviewed
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