2012 Fiscal Year Research-status Report
ITを用いた高齢者における転倒・転落監視システムの構築とその実践
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24659327
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
西村 恒彦 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70237733)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 能行 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00191809)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 転倒 / 転落 / IT |
Research Abstract |
平成24年度は、対象地域をWHOセーフコミュニティ認証センターから日本で最初にセーフコミュニティ認証を取得した京都府亀岡市において実施することにし、3つの地域(自治会)において研究への参加依頼の説明会を開催した。 本来の研究計画ではパイロット調査と本調査の二段階に分けて調査を実施することを予定していたが、説明会での参加者の反応を評価すると対象者の確保が難しい状況であった。そこで、一度に実施することの方が現実的であることからそのような実施に変更することとした。また、脳卒中後遺症保有の有無にもこだわらないで任意に協力しただける市民を調査することに方針変更した。 他方で、調査対象本人とその支援者となる家族や近隣住民向けの調査票を開発し、印刷して、調査の準備を整えた。 説明会を終えた地域において、今後個別に調査協力者を確保することとして、平成25年度6月頃を目途に実際の調査を約100人を対象として遂行できる運びとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初、調査協力者がなかなか得られない状況であったが、粘り強く情報提供を重ね、平成25年6月から、約100人を対象として実際の調査を開始することが可能となり、1~2ヶ月の遅れを認めるが、それ以外の点ではまずまずの達成度であった。
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Strategy for Future Research Activity |
約100人を対象として、ペンダント装着前(平成25年6月)、装着1ヶ月後(平成25年7月)、3ヶ月後(平成25年9月)、半年後(平成25年12月)、1年後(平成26年6月)に自記式調査を実施する予定である。本来の研究期間を2ヶ月ほど超える予定となってしまったが、確実に調査を実施、評価できる予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
上記調査のための旅費、郵送料、データ整理のための物品費と謝金等に使用する予定としている。
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