2013 Fiscal Year Research-status Report
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24659331
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Research Institution | Seirei Christopher University |
Principal Investigator |
小池 武嗣 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 助教 (70345495)
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Keywords | 保健師 / 離島 / 島嶼 / ネットワーク |
Research Abstract |
現在の現役で働いている離島の保健師の実態調査を行うことにより、どのような社会背景、心理状態で離島の保健師を職業選択したのか、または現在抱えている離島の保健師ゆえの苦悩、悩み、ストレスを明らかにし、離島の保健師のより効果的なネットワークの形成を目的とする。そして、今後、離島の保健師がその地域で長期的にかつ円滑に保健活動が行えるように必要な基礎資料となりうるよう、継続調査、研究を進めている。平成25年度は、研究調査対象となる約100の離島の市町村の選定が終了し、アンケート調査およびネットワーク形成のための働きかけを継続している。公益財団法人 日本離島センターの研究協力もあり、離島の保健師のネットワーク形成の準備も最終段階に入っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
公益財団法人 日本離島センターの研究協力もあり、離島の保健師のネットワーク形成の準備も最終段階に入っている。調査対象の市町村の保健師との連絡調整も済んでおり、継続的なアンケート調査、聞き取り調査を進めていき、その内容をまとめていく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年度、25年度に引き続き、次の内容の研究調査のための活動を継続していく予定である。 対象者は、全国の離島市町村で働いている保健師約100人の中で、本研究に調査協力を得られた方を対象とする。データ収集方法は、郵送によるアンケート調査、もしくは半構成的インタビュー調査である。インタビューガイドは、(1)基本的属性:年齢,最終学歴、(2)対象者をとりまく環境について:所在地、既婚の有無(3)離島の保健師を選択した最初のきっかけ(4)最終的な決断に至るまでに行った行動の過程(5)きっかけから、最終的な決断に至るまでの思考の過程(6)離島の保健師ゆえの悩み、ストレスなどである。継続した調査により、離島の保健師の協力が把握できるため、現状を面接により、聞き取り調査する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度は現地調査が減少したため、176,714円の残高が生じた。 平成26年度は、平成25年度分の現地調査を含め、継続的なアンケート調査や研究結果の集計作業のために使用する予定である。
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