2013 Fiscal Year Research-status Report
上皮成長因子受容体遺伝子変異による発癌マウス肺からの幹細胞の同定
Project/Area Number |
24659404
|
Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
佐藤 晃子 (久本 晃子) 岡山大学, 大学病院, 助教 (30623532)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木浦 勝行 岡山大学, 大学病院, 教授 (10243502)
伊藤 隆明 熊本大学, その他の研究科, 教授 (70168392)
|
Keywords | 胎仔の器官培養 |
Research Abstract |
胎仔肺の器官培養を行った。 実験に使用するマウスは,EGFR遺伝子変異導入マウスのオスと野生型C57BL/6マウスのメスを交配させ,妊娠確認後,胎齢14日時点で妊娠マウスを腹腔内麻酔ののち頸椎脱臼にて安楽死させ,帝王切開により胎仔を摘出する。胎仔肺のみを摘出して6穴のディッシュに培地を1.5ml入れその上にフィルターカップを置いて器官培養を開始し,以後胎仔肺の観察を行う。胎仔のgenotypeについては胎仔頭部の組織を用いてDNA抽出を行い,EGFR遺伝子変異を有する個体かどうかをPCRにて確認する。胎仔肺に肺癌組織が認められた場合には,その一部を用いて培地にEGFR-TKIを添加し,腫瘍増殖が抑制できるかどうかを肉眼的に確認する。またEGF, FGF, HGF, PlGF, VEGFなどの増殖因子をそれぞれ培地に添加し,EGFR-TKIの感受性の変化についてMTTアッセイ法やWestern Blotting法や免疫染色などを用いて検討する。細気管支肺胞管結合部に蛍光免染を行いBASCsの存在を確認することも検討している。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究者自身の産前・産後休暇、育児休暇のため実験がストップした。また研究室の耐震化のための建て替えなどもあり、実験の時間が十分に取れなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
研究者ができるだけ研究に従事できるよう時間を取る
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
24年度は育児休暇にて研究を行うことが出来なかったため、1年の延長を申請した。 研究における使用物品、試薬の購入に主に使用する予定である。
|