2012 Fiscal Year Research-status Report
MDSCに着目した自己免疫病態の解明と新規治療法開発
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24659473
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
森信 暁雄 神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (10294216)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | MDSC / 関節炎 |
Research Abstract |
①関節炎モデルマウスであるSKGマウスにZymosan投与で関節炎を誘導した。投与前、1、2、4、6週で骨髄および脾臓中のMDSCの割合を検討した。MDSCはCD11bとGr-1で染色した。SKGマウス関節炎では脾臓、骨髄共にMDSCの増加傾向が認められた。 ②MDSCを関節炎発症マウスに投与したところ、関節炎の進展を抑制する傾向にあった。ただし有意差はまだついていない。 ③低分子化合物AでSKGマウスを治療したところ、MDSC数が増大した。また化合物Aは骨髄細胞からのMDSC分化を促進した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
関節炎モデルに関してはほぼ予定通りの進行であるが、傾向のある実験を有意差があるかどうかを明らかにするために再実験が必要となっている。また、SLEモデルマウスについては資金の関係もあり着手できていないが、関節炎について確実に行うつもりである。
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Strategy for Future Research Activity |
①MDSC投与実験を行う。 ②関節炎MDSCと担癌マウスMDSCの量的質的際について試験管内で検討を行う。 ③治療とMDSCの関連を明らかにする。 ④SLEモデルマウスでのMDSCの動態(増減)を明らかにする。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
①動物実験関連費用 800千円。(飼育費、FACS様抗体、ポンプなど) ②細部関連試薬 600千円。(低分子化合物、抗体、ウエスタン試薬など)
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Research Products
(4 results)