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2014 Fiscal Year Annual Research Report

PWSにおける食欲亢進および性格異常の原因分子機構の解明

Research Project

Project/Area Number 24659505
Research InstitutionFukuoka University

Principal Investigator

弟子丸 正伸  福岡大学, 理学部, 准教授 (70309889)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
KeywordssnoRNA / mRNA modification / knock-in mouse
Outline of Annual Research Achievements

(1) マウスES細胞ゲノム上のMBII52遺伝子座の標的組換え
昨年度に引き続き、構築したターゲティングベクターをマウスES細胞に導入し、相同組換えクローンの単離を試みた。同一条件による3回の試行にも関わらず、相同組換えクローンの単離には至らなかった。これは、標的とするゲノム領域が約100kbと長大であり、それを跨いで設計した2つの標的組換えアームでは同時に適切な相同組換えを起こすことが困難であったためと考えられた。この解決のためには、2つのベクターを用いた個別の標的組換えにより標的ゲノム領域の上流側と下流側にそれぞれlox配列を導入し、その間をCre/lox組換えにより変異カセットと置換する方法が有効と考えられた。現在、この変法のためのベクター構築等の準備を進めている。
(2) snoRNA MBII52がmRNAプロセシングに及ぼす影響の解析
MBII52は、相補的塩基対形成によりセロトニン2C型受容体(HTR2C)と相互作用し、特定部位のヌクレオチドをリボース2'-O-メチル化を媒介する可能性が示されている。そこで、マウス脳より抽出したRNA試料についてこの標的部位におけるメチル化の有無によりHTR2C mRNAを分離し、各々におけるA-to-I RNA編集の比較を行った。その結果、メチル化修飾を受けた分子では特定部位におけるRNA編集が著しく抑制されていることが明らかとなった。
今後は(1)の課題克服によりMBII52遺伝子のコピー数を変更した複数種のノックインマウスを作出し、それらにおけるHTR2C mRNAの編集の特徴を明らかにするとともに、行動解析結果との関連について研究を進める計画である。

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Published: 2016-06-01  

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