2012 Fiscal Year Annual Research Report
7型コラーゲン完全ヒト化‐優性栄養障害型表皮水疱症モデルマウスの作製
Project/Area Number |
24659516
|
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
清水 宏 北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00146672)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新熊 悟 北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00613788)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 表皮水疱症 / モデルマウス / ドミナントネガティブ効果 / グリシン置換変異 / 7型コラーゲン |
Research Abstract |
1) G2028R-hCOL7(+)/正常hCOL7(+)マウス(mCol7-/-)(DDEBモデルマウス)の作製 DDEBとして既知の変異であるG2028R変異を有するhCOL7(G2028R-hCOL7)cDNAを発現したトランスジェニックマウスをC57BL/6と交配し、安定的にG2028R-hCOL7を発現するトランスジェニックマウスの作製に成功した。G2028R-hCOL7(+)マウス(mCol7+/-)と正常hCOL7(+)マウス(mCol7-/-)(COL7完全ヒト化マウス)を交配する事により、G2028R-hCOL7(+)/正常hCOL7(+)マウス(mCol7-/-)(DDEBモデルマウス)を作製した。 2) G2028R-hCOL7(+)/正常hCOL7(+)マウス(mCol7-/-)(DDEBモデルマウス)の解析 上記①で作製されたG2028R-hCOL7(+)/正常hCOL7(+)マウス(mCol7-/-)(DDEBモデルマウス)の表現型、生存率や成長曲線などについてCOL7完全ヒト化マウスやwild typeマウスと比較検討を行ったところ、明らかな相違を認めなかった。 モデルマウスの皮膚を詳細に観察するため、COL7が重合することにより構成される係留線維の超微細構造の電子顕微鏡学的に解析を行っている。。さらに抗hCOL7抗体(LH7.2抗体)を用いて蛍光抗体法を行い、生体内における変異型hCOL7の発現量を比較検討を行っている。
|
Research Products
(2 results)