2013 Fiscal Year Annual Research Report
血管内治療のための大血管内遊離血栓と粥腫を捕捉する方法の研究
Project/Area Number |
24659569
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
高瀬 信弥 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (30347223)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀬戸 夕輝 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (70448629)
坪井 栄俊 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (10528201)
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Keywords | 血管内治療 |
Research Abstract |
血管内にカテーテルなどの治療器具を挿入した際の血管壁血栓および粥腫を捕捉し、脳梗塞をはじめとした塞栓症の予防が出来る器具の開発を目指すことが目的であった。現在類似した予防器具はなく開発が切望されている。 研究計画では、大血管モデルの確立、捕捉デバイスの作成、大血管モデルないでの実証実験、粥腫モデルのウサギを使用したin vivo実験での実証という計画であった。大血管モデルの設計、製作までは達成しました。しかし、実際に駆動すると各接続部からの液体の漏れがみつかり放置したままでの実験は困難な状態であった。現在その修理を作成元(名古屋大学ベンチャー)に依頼しているが修理できていない。 一方で、捕捉デバイス初期デザインは完成しているため実物の発注をしている。これは福島県内のベンチャー企業で形状記憶合金の作成開発企業との連携を、当施設研究開発支援センター経由で依頼しており、近日中に作成の見込みである。作成費用には残りの研究費(直接費用)を当てる。 最終的な実証試験は、大血管流動モデルの修理補修を待って直ちに開始し本年度中に達成できる予定であり、結果は関連学会での報告を予定している。最終的なin vivoの実験までには本年度最終になる予定である。 捕捉器具はプロトタイプであるため、今後より細径化、柔軟性の改善をめざして開発を続ける予定である。
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