2012 Fiscal Year Research-status Report
肺癌に対するPorphysome増感併用による気管支鏡下光温熱治療の開発
Project/Area Number |
24659635
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
穴山 貴嗣 高知大学, 教育研究部医療学系, 助教 (30403893)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮崎 涼平 高知大学, 医学部附属病院, 医員 (70566489)
岡田 浩晋 高知大学, 教育研究部医療学系, 助教 (10444770)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | レーザー / 光温熱治療 / 光増感物質 / 肺癌 / 気管支インターベンション |
Research Abstract |
基礎実験として、ウサギVX2肺癌モデルを作成した。Porphysomes(30mg/kg)を耳静脈から全身投与し、切除肺腫瘍に対して671nmのレーザー照射を施行した。結果、投与porphysomesの用量依存性に腫瘍温度の上昇を赤外線サーモカメラにて確認した。30mg/kg投与例に対して500mWレーザを連続照射した場合、1分以内に30度超の腫瘍局所温度上昇を認めた。 一方で、悪性腫瘍の高温条件下での腫瘍増殖抑制能を詳細に検証するために、複数の肺癌細胞株に対して、高温条件下での生存率について詳細に検討した。48度から58度までの温度設定で、一定温度に暴露した場合の経時的な癌細胞の生存率の低下をMTS assayにより分析した。この結果、Porphysomes 温熱治療の治療条件が設定された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究のテーマである、低出力レーザーと光温熱治療増感物質であるPorphysomesの全身投与を組み合わせることにより実際に腫瘍の局所温度が上昇することを確認できた。本研究の基本コンセプトを証明することができたため、今後治療条件を最適化することにより、本治療法の有効性が証明できる可能性が高まった。
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Strategy for Future Research Activity |
Porphysomesの投与量とレーザー照射による腫瘍温度上昇度との関係について詳細に検討する。この基礎検討の後、in-vivoモデルによるポルフィゾーム増感光温熱療法の有効性を確認する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
マウス肺癌モデルにおいて、全身投与されたPorphysomesの腫瘍内集積の度合いについて、複数の細胞株を用いて検証する。細型気管支鏡を購入し、ウサギ肺腫瘍モデル、ブタモデルにおける経気道的治療ができる環境を準備する。これらの実験計画を実行するために動物実験費用、細胞培養費用に加え、細径気管支鏡購入費用が必要となる。
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Research Products
(1 results)