2013 Fiscal Year Annual Research Report
新規分子ZNF449の軟骨と間葉系組織における機能解析
Project/Area Number |
24659664
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
西田 匡宏 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40622741)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
乾 洋 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (60583119)
齋藤 琢 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (30456107)
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Keywords | 軟骨細胞 |
Research Abstract |
新規分子ZNF449の軟骨における機能解析を2年間に渡って行った。初年度は軟骨や各臓器における発現確認から開始し、膵臓、軟骨、筋肉に多く発現していることが分かった。次に成長板軟骨における発現を解析し、前肥大細胞層に多く発現が見られた。そこでATDC5細胞にレトロウィルスでshRNAを安定導入し分化誘導をかけたところ肥大分化関連因子、Col10a1, Mmp13への関与が示唆された。またプロモーター解析でも同様に肥大分化関連因子の転写制御に重要な作用を有する結果が得られた。 初年度よりノックアウトマウスの作製を開始し、二年目にin vivoの解析を行った。まず生後8週までの成長発達をみたところ、野生型マウスと体長、体重ともに同等であった。続いて胎生期も調べたがE15.5、E18.5でも成長障害は見られなかった。そこで軟骨恒常性への関与をみるために内側側副靭帯と内側半月板を切除する変形性関節症モデルを作製した。術後8週で評価したが、変形性関節症の進行は野生型マウスと差がみられなかった。また加齢性変化をみるために、1年間飼育したマウスの膝関節の組織切片を作製し評価したがこちらも変性の進行に差はみられなかった。軟骨への関与がin vivoで明らかとならなかったため、次に間葉系由来の組織を調べた。比較的発現の多かった筋肉や骨の解析したが、骨密度は腰椎、長管骨ともに差はなく、筋肉量も野生型マウスと差が見られなかった。
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