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2012 Fiscal Year Research-status Report

痛みの客観的検査法の開発

Research Project

Project/Area Number 24659696
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

真下 節  大阪大学, その他部局等, 名誉教授 (10110785)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中江 文  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60379170)
Project Period (FY) 2012-04-01 – 2014-03-31
Keywords誘発電位 / 国際研究者交流 / 国際情報交換
Research Abstract

本年度は熱刺激による誘発電位の立ち上げをまず行った。当初瞬きのコントロールやノイズのコントロールが困難であったが、日本光電株式会社の馬瀬氏の協力のもと、ノイズの管理に成功し、被験者への教示に工夫を凝らすことで、安定したデータの取得が行えるようになった。
国際疼痛学会の際に各国の誘発電位の研究者との意見交換が出来て、その後もメールやスカイプを通じた交流を継続し、誘発電位を取得する際の問題点についてクリアし、お互いの波形を交換することで、データに含むことが不適切な波形に関してのコンセンサスを得る事が出来た。
さらに、電気刺激による誘発電位の取得にも取り組み、なかなかうまくできないと言われているC線維の選択的刺激に成功した。その治験について7月に大宮で行われる、日本疼痛学会で発表予定としている。
来年度はさらに、被験者を増やし、日本疼痛学会での成果の論文化に取り組むとともに、ニプロ社より新たな電気刺激装置のレンタルを行い、客観的評価法のアルゴリズム開発を目指す予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

熱刺激のみならず電気刺激の研究も推進でき、立ち上げが難しいと言われているC線維の選択的刺激に成功し、そのデータについて学会で発表できるレベルまで達成できたため。

Strategy for Future Research Activity

次年度はこれまでと同様に熱刺激による誘発脳波の研究を継続するとともに、ニプロ社よりペインビジョンの改造機をレンタルし、それを用いた新たな研究を立ち上げる。
被験者を健康被験者だけでなく、ペインクリニック患者や精神疾患患者に広げる。
昨年度の成果を論文化する予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

次年度は、ニプロ社よりペインビジョンの改造機をレンタル予定(1か月4万円で12か月48万円)。それを使用して刺激を行う。
昨年度の成果を日本疼痛学会で発表する(参加費・旅費が必要)。
痛みの評価法に関し、そのアルゴリズムを確立し特許化を目指す。そのために、研究のアドバイスを受ける必要があり、謝金を支払う。
ボランテイアを50名程度確保する予定としており、謝金と旅費が必要となる。
論文化を予定しており、その英文校正・投稿料が必要となる。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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