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2012 Fiscal Year Research-status Report

子宮頚管粘液を用いた新規妊娠高血圧症候群予知マーカーの開発

Research Project

Project/Area Number 24659735
Research Category

Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research

Research InstitutionNara Medical University

Principal Investigator

常見 泰平  奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (20599831)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐道 俊幸  奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (50275335)
成瀬 勝彦  奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (70453165)
Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywords国際情報交換
Research Abstract

妊娠高血圧症候群の発症時の頸管粘液中に酸化ストレス・解毒タンパクの過剰発現を認めることが確認されたので、妊娠高血圧症候群に特異的な遺伝子群を抽出するため、妊娠高血圧症候群と診断された胎盤およびコントロールとして陣痛のない予定帝王切開胎盤20例を集め、マイクロアレイで網羅的遺伝子解析を実施し、妊娠高血圧症候群に特異的に過剰発現する候補遺伝子群の抽出を行っているところである。また、妊娠高血圧症候群と正常妊婦(コントロール)から子宮頸管粘液を採取し保存している。我々の予備的実験により妊娠高血圧症候群から得られた頸管粘液のプロテオミクス解析により活性酸素誘導蛋白とその制御因子が特異的に過剰発現していることを発見し疾患頸管粘液に特異的に発現する蛋白の解析を目的に、2次元電気泳動と質量分析法(マス・スぺクトロメトリー)を駆使したタンパク質の大規模解析をし、マイクロアレイで行った遺伝子との関連を確認し、頸管粘液中で測定することができる感度・特異度の高い新規PIH発症予知マーカーの開発を行うことを目的とする。
頸管粘液の採取は妊婦診察中に簡単に採取でき、妊婦さんの負担が少なく採血より侵襲が少ない点が優れている。頸管粘液を用いて感度・特異度の高い簡易予知キットを開発し、PIHをより正確に予知、選別、診断、治療でき、極めて独創的な検査キットとなる。PIH予知・予防がより的確となり、周産期予後を改善し医療費が節約できる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

妊娠高血圧症候群と診断された胎盤およびコントロールとして陣痛のない予定帝王切開胎盤20例を集めマイクロアレイで網羅的遺伝子解析を実施し、妊娠高血圧症候群に特異的に過剰発現する候補遺伝子群の抽出することが24年度の目標であったが、予期したような過剰発現する遺伝子群の抽出が難航している。

Strategy for Future Research Activity

妊娠高血圧症候群で過剰発現している遺伝子を抽出し、疾患予知マーカーを開発する。子宮頸管内粘液を採取することに同意が得られた各週数の正常妊婦100例の子宮頸管内粘液を採取し、ウエスタンブロット・ELISAキットを用いて疾患予知マーカーを測定する。妊娠週数別に測定を行い、妊娠進行に伴う子宮頸管内粘液中のマーカー濃度を測定し、週数ごとの正常値を算出する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

ウエスタンブロット・ELISAキットの購入し、疾患予知マーカーを測定する

URL: 

Published: 2014-07-24  

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