2013 Fiscal Year Research-status Report
栄養膜におけるクロマチン転写制御機構に着目した胎盤絨毛形成・妊娠維持機構の解明
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24659738
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
石川 源 日本医科大学, 医学部, 講師 (20287767)
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Keywords | 産科学 / 胎盤 / トロホブラスト / クロマチン制御 |
Research Abstract |
本研究計画の2年目に当たる平成25年度は,前年度に引き続き絨毛癌細胞株BeWoを用いてフォルスコリン添加によって惹起された細胞融合について,脱メチル化剤である5-aza-dCを用い,メチル化に関する動態観察を行った. また,分娩時の娩出胎盤からトロホブラストを抽出し,初代培養を行う実験に着手した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
メチル化阻害による絨毛癌細胞株BeWoへの影響が一定しないため,再現実験が続いている. また,現状では初代培養の確立について,安定した培養結果が得られるよう繰り返し初代培養を試みている.
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Strategy for Future Research Activity |
メチル化阻害剤5-aza-dC付加によるBeWoの細胞融合への影響について,結論を得たいと考えている.初代培養について,安定した培養条件が確認された段階で,BeWo細胞同様にメチル化阻害剤を用いて細胞寿命の延長が認められることを確認したいと計画している.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
安定した培養結果が得られたことを確認後,免疫染色のための抗体試薬を購入予定だった. 本年度前半で培養条件を確立し,免疫染色の為各種抗体試薬を購入予定です.
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