2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24659760
|
Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
石倉 涼子 鳥取大学, 医学部附属病院, 助教 (00335530)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 幸次 鳥取大学, 医学部, 教授 (10213183)
宮崎 大 鳥取大学, 医学部附属病院, 講師 (30346358)
|
Keywords | 角膜内皮 |
Research Abstract |
角膜内皮が、炎症刺激に対していかなる分子応答を示すかを検討するため、炎症応答性レセプターを介した応答性を検討した。炎症応答機序は、感染性病原体に対する応答、さらに内因性の炎症性物質に対する応答に大別され, それぞれのリガンドは、Pathogen associated molecular pattern (PAMP)および、Damage associated molecular pattern (DAMP)に大別される。とくにPAMPに対する応答を検証した場合、角膜内皮はToll like receptor (TLR)のリガンドに対してIL-6やインターフェロン応答を誘導した。TLRの中では、角膜内皮は恒常的にTLR9を強く発現しており、各種細菌やウイルスに含まれる非メチル化DNAを認識する。また、DAMPにかかわる重要候補レセプターとしてRAGEがある。これまでRAGEはAdvanced glycosylation end productsのレセプターとしてしられてきたが、RAGEも内皮における微生物認識機構に寄与していることが判明した。 角膜内皮感染における代表的な病原体である 単純ヘルペスウイルス(HSV)感染後の角膜内皮のトランスクリプトームを用いて主たるカスケードを解析した結果、インターフェロン応答、感染に対するpattern recognition receptor(PRR)応答が主体であった。とくに発現上位の遺伝子において Indoleamine 2,3-deoxygenase 1 (IDO1)が特徴的に誘導されており、以前認識された抗ウイルス作用というよりもむしろ、調節性T細胞の誘導機能を認め、その免疫調節機能は、感染内皮を破壊から保護する役割をもつことが示唆された。
|
-
[Journal Article] Therapeutic effects of 0.1% tacrolimus eye drops for refractory allergic ocular diseases with proliferative lesion or corneal involvement2014
Author(s)
Fukushima A, Ohashi Y, Ebihara N, Uchio E, Okamoto S, Kumagai N, Shoji J, Takamura E, Nakagawa Y, Namba K, Fujishima H, Miyazaki D
-
Journal Title
Br J Ophthalmol
Volume: (掲載予定)
DOI
Peer Reviewed
-
-
-
-
-