2014 Fiscal Year Annual Research Report
自家臍帯幹細胞シート移植による先天性横隔膜ヘルニアにける低形成肺の再生
Project/Area Number |
24659772
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
新開 統子 筑波大学, 医学医療系, 講師 (80301612)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 臍帯由来間葉系幹細胞 / 先天性横隔膜ヘルニア / 肺再生医療 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.ヒト臍帯由来間葉系幹細胞を用いた細胞シートの作成 タカラバイオ社のヒト臍帯マトリックス由来間葉系幹細胞:Human Mesenchymal Stem Cells from Umbilical Cord Matrix (hMSC-UC)を用いて、細胞シートの作成を行った。35mm培養皿にP2継代培養細胞を1x105 cells/cm2濃度で培養を開始。培養開始3日目にconfluentとなったことを確認。シートの厚みが増した培養5日目に回収した。約1cm径のシートとして作成出来た。 2.hMSC-UCとラット胎児肺との共培養 hMSC-UCをメッシュ膜状に培養しconfluentにした。この上に、妊娠13.5日目の正常ラット胎児肺をのせて共培養した。48時間の無血清培養後に、terminal lung badの増加率と肺成長因子の発現をRT-qPCRで検討した。hMSC-UCと共培養した胎児肺は、しないものに比しterminal lung badの増加率が優位に高く、VEGF、BMP-4、TTF-1の発現が優位に高かった。これは、hMSC-UCが胎児肺を刺激することで、胎児肺からの成長因子発現が促されたことを示した。
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