2013 Fiscal Year Annual Research Report
劇症肝炎の責任病態である肝局所DICの細胞・分子メカニズムの解析
Project/Area Number |
24659806
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
筒井 ひろ子 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (40236914)
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Keywords | Concanavalin A / 組織因子 / Interferon gamma / Tumor Necrosis Factor / 血栓性肝炎 / STAT1 / Kupffer細胞 / 類洞内皮細胞 |
Research Abstract |
当該研究計画は全て完遂し、得た成果を公刊した。当該年度は計画を前倒しして、IL-33/IL-33R系がConcanavalin A (Con A) 誘導性急性肝不全にどのような機序で関与するかを検討した。その結果、既に複数の研究者が報告しているように、IL-33欠損マウスやIL-33受容体欠損マウスはCon A投与により、野生型マウスに比べて、より重篤な肝障害を呈した。このことから、IL-33/IL-33R系は本肝障害を負に制御する可能性が示唆される。IL-33は、血球系のみならず上皮細胞をはじめとする多様な細胞種の核内に蓄積されるたんぱく質である。これまでの研究で、IL-33は、IL-33発現細胞が障害を受けることで細胞外に遊離し、サイトカイン活性を発揮すると考えられてきた。そこで、Con A肝炎モデルでも、障害を受ける肝細胞がIL-33の発現細胞であろうと作業仮説をたてた。この可能性を検討するために、IL-33欠損マウスと野生型マウスのキメラマウスを作製して検討した。その結果、仮説に反して、肝細胞を含む非血球系細胞ではなく、血球系由来のIL-33が重要である可能性が強く示唆される結果を得た。今後、この成果を受けて、IL-33の制御に関する分子機序の解明に着手する。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] Interferon-gamma-mediated tissue factor expression contributes to T-cell-mediated hepatitis through induction of hyper coagulation in mice2013
Author(s)
Kato J, Okamoto T, Motoyama H, Uchiyam R, Kirchhofer D, van Rooijen N, Enomoto H, Nishiguchi S, Kawada N, Fujimoto J, H Tsutsui
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Journal Title
Hepatology
Volume: 57
Pages: 362-372
DOI
Peer Reviewed
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